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概要 ステータス情報Lv1 Lv60 アップデート履歴 コメント 概要 ボディパーツ。 防御を意識したパッシブスキルが多い。 他の部位を兼用しているパーツも多く、神姫ハウス反映にカラー反映もあると、ヘッドパーツ以上に多種多様なカテゴリー。 他の部位よりDFE値とLP値が高く、ステータスの合計値も高い。強化もDFE値とLP値が大きく上昇していくので、防御面が不安ならこの部位を強化しよう。 ピックアップ トラックスフレーム 高めのDFE値にLP値を確保しつつブースト回復量増加というマスク設定もされている強力な武装。スキルも体力アップと分かりやすい。 目だったマイナス要素がないので、困ったらこれを装備しよう。 UWジャケット・タイプ・リュフトフェン[A] UWジャケット・タイプ・リュフトフェン[B] ボディで唯一射程増加が付く武装。他部位の射程増加を増やせば更に射程を伸ばせる。特に[特大]は5%伸びるので2つ用意すれば射程1割増しと、割とバカに出来ない伸びになる。守りよりアウトレンジの攻めを求めるマスター向け。 きらめき高校の制服 イベント武装だが期間限定ではなく、超低確率ながらも恒常ドロップする。 これ一つでアームとリアが内装されているのでネジに優しい。 さてその性能だが…一言で言うと劣悪。防御面は高い方だがそれ以外のデメリットが酷すぎる。 SPD値が下がるのはまだしもATK値が大幅に下がるのは痛い。しかもアームとリアが内装されてるうえにほぼ同じマイナスが付いてるので、これを装備するだけで確定でATK-60SPD-8~14される。レッグも合わせればATK-80。 神姫本体と武装の性能が実質レアリティ一個ずつ下がるという素敵性能。ハンデや苦行にどうぞ。 グリム・アロエの水着 悪魔の黒ビキニ 天使の白ビキニ イベント限定武装で黒は近接ダメージ低減が、白は遠距離ダメージ低減が付与されているリア内装型ボディ。 性能面は可もなく不可もない特筆点がないものだが、なんとボディサイズが反映されるというある意味実用的な武装。 地上リアが強制的に付く故飛べないのが難点だがきらめき高校の制服と違い、攻撃低下なども無く無難に使える性能なので、腕に自信のある紳士なら問題なく使いこなせる…筈。 ただし、グリム・アロエの水着オリジナルは強制的にぺたん娘になる(モデルとなったキャラのボディサイズが反映される)ので間違いのないよう。 キューティドットフリルビキニ キューティフリルビキニ スポーティストライプビキニ スポーティビキニ セクシークロスワンピース プリティフリルワンピース 水着第2弾。bodyサイズが反映される神仕様はそのままに神姫に依存して水着自体のカラーリングが変わる新仕様と特殊攻撃スキルを追加した水着。 カラーリングは神姫毎に決められておりシュメッターリングならピンク…といった感じ。更に特定のヘッドパーツ(オリジナル)を装備するとオリジナル元の方にカラーリングが変化するものと思われる。 追加スキルはとんとんアタック。前弾のネイキッドアームとレッグを組み合わせる事で使用可能。水着側に枕言葉が付いているものもあるが共通で使用可能。 性能はというとジェムポット形のボールをヒップアタックで飛ばして攻撃するもの。ご褒美かな? 枕言葉で若干効果が異なる。 なし…壁を貫通するボールを発射。 ラブミー!…弾速は遅いがホーミング性能が高い壁を貫通する攻撃。 パワフル!…壁を貫通しないがより強力な攻撃。 3連!…壁を貫通しないがボールを3連続発射。 共通して予備動作が多めで、弾速が若干遅く(ラブミー!のみ)、爆風が無いといった感じで競合するスキル等と比較すると使いづらさが目立つ。予備動作が足を引っ張り、余程油断してる相手か食らってみたい紳士方々でないとまず当てれない。モーションを愛でる用と割りきるのが賢明か。 水着毎にステータスやパッシブスキルが異なっており、特筆すべきはスポーティビキニ。なんとATK補正が30もある。リア部分も同様なのでこの水着だけで60アップ、とどめに付与パッシブはボディでは希少な攻撃力アップ(リア部分はため時間減少)とどこぞの制服とは真逆に攻撃性能を1ランク上に変えてしまえるポテンシャルを誇る。しかし代償としてリア部分はDEFが-35だったりと防御面は脆い。水着だけに 披撃破前提の低レアなら代償以上に恩恵を得れるので採用の余地があるか。 ○○の水着 何故か冬に実装されたアニメ5話の水着のうちのひとつの派生版。ATKが異様に高くDEF・LP・BSTが犠牲になってる攻撃力全振りの水着だが、なんとオリジナル(ヒナの水着)とは異なりボディサイズも反映される上、神姫のニックネーム(デフォルトなら神姫の種類)が印字されるという紳士諸兄には嬉しすぎる仕様を有している。 クセが強すぎるので実戦で使うのは憚れるものの、散歩機能も直近に実装されてるので愛でる分には問題ない。 ちなみに、当時のMMS Naked FLESH素体においても1stおよび3rdTall/SmallでそれぞれTYPE-NAVYBLUE(紺色)とTYPE-WHITE(白色)がコナミスタイル限定で販売されていた(ご丁寧に名札シールも付属)。 本装備は、このうちTYPE-NAVYBLUEを忠実に再現したものと解釈する事も出来る。白スクまだー? 突撃Ver.3.0([RW]) 突撃Spec.Ⅴ([RW]) 重火力Ver.3.0([RW]) 高機動Ver.3.0([RW]) スティールクロニクルとのコラボ武装。便宜上ボディに割り振られているがヘッド・ボディ・リア・アーム・レッグが一式になっている武装である。これひとつで全身をまかなえるのでコスパは良好。似たコンセプトの零神シリーズとは異なり武器は自由に選べるのが強み。 通常版は飛行可能で、[RW]は地走リアとなるが各種リア攻撃が可能(突撃系…レーザー・重火力…砲撃・高機動…誘導ミサイル) 全般的にDexがあまり高くなく扱い辛かったが、上方修正でやや改善された。 突撃ver3は特にクセのないスペックだが、アビリティに近接攻撃追加ダメージアップもあるので近接の方が向いている。 重火力は戦闘能力は高いがダッシュブーストに殆ど補正が入らないので滅茶苦茶鈍足という問題児。低レアだと戦闘能力が高くても遅すぎて無視されやすいので、使うなら高レアでバチバチに戦う事を想定した運用が良いか。 高機動はダッシュブースト速度がかなり速い。但しダッシュブースト消費が多い上、防御面は脆弱なので注意が必要。こちらは逆に元からやられやすい低レアならばローリスクで運用出来て良いだろう。 日焼けビキニ レイドボスバトル(第五回)にてサマーミラージュからドロップする水着。名前の通り装着すると神姫が日焼けする。意味深なスクール水着状の日焼け跡 ちなみに元から肌黒なガブリーヌに装備させると日焼け跡が出来ないという(ある意味)致命的なデメリットを有している。 地味に水着装備ながらリア一体タイプの武装ではない為、飛行リアや[RW]との併用も可能だったりと、実戦でも使いやすいデザイン。因みにリア枠は浮き輪が別途パーツとして実装されている。 体操服 レイドボスバトル(第七回)にてオータムミラージュからドロップする。 紺色とピンク色、裾入れと裾出しの合計4種類(2022.12.06のアプデにて赤色が追加され、合計6種類となった)あり、それぞれパッシブが微妙に異なる。こちらも日焼けビキニと同様、飛行リアや[RW]との併用が可能。 出来るなら、レッグ装備の上履きとも色を合わせておきたいところ(もし日焼け肌にしたいならガブリーヌに着せるか、アームにネイキッドアーム[B]を装備するとよい) ちなみに、当時のMMS Naked FLESH(1st肌色)素体でも「TYPE-SPORTS」として体操服素体がコナミスタイル限定で販売されていた(こちらにも名札シールが付属)が、カラーは紺色(Navy Blue、肌色2)と臙脂色(Wine Red、肌色1)で、ピンク色は本作のみのオリジナル。 ステータス情報 太字はマスクステータス Lv1 武装 本来の装主 レア度 攻 防 ス 体 ブ 展開 回復 走速 走費 跳費 浮費 防費 パッシブスキル 備考 バトルスキン ボディ (神姫名) N 0 80 0 400 0 FL012 胸部アーマー アーンヴァル N 0 80 20 640 20 150 30 10 体力最大値アップ 体力の最大値を上げる R 0 90 18 790 18 SR 0 95 16 940 16 UR 0 100 14 1090 14 FL013 胸部アーマー ストラーフ N 40 100 0 620 -20 -750 20 20 10 防御力アップ 防御力を上げる R 40 110 0 770 -30 18 18 SR 40 115 0 920 -40 16 16 UR 40 120 0 1070 -50 14 14 VLBNY1胸部アーマー ヴァッフェバニー N 0 90 5 625 0 2 体力最大値アップ 体力の最大値を上げる R 0 100 4 775 0 4 SR 0 105 3 925 0 50 6 UR 0 110 2 1075 0 8 キャヴァリエアルミュール サイフォス N 0 100 0 700 0 防御力アップ 防御力を上げる近接攻撃耐性少し有り R 0 110 0 850 0 SR 0 115 0 1000 0 UR 0 120 0 1150 0 ソルダットアルミュール サイフォス N 0 100 0 630 0 追加ダメージ軽減 敵からの追加ダメージを軽減する近距離攻撃耐性少し有り R 0 110 0 780 0 SR 0 115 0 930 0 UR 0 120 0 1080 0 茜之胴当及羽織 紅緒 N 0 85 10 620 0 体力最大値アップ 体力の最大値を上げる遠距離攻撃耐性少し有り R 0 95 9 770 0 SR 0 100 8 920 0 UR 0 105 7 1070 0 蘇芳之胴 紅緒 N 0 100 0 600 0 ジェムの出す量軽減 敵に攻撃された際にジェムの出す量を少なくする遠距離攻撃耐性少し有り R 0 110 0 750 0 SR 0 115 0 900 0 UR 0 120 0 1050 0 ホーリィアーマージャケット ツガル N 10 80 5 600 0 体力最大値アップ 体力の最大値を上げる遠距離攻撃耐性少し有り R 10 90 4 750 0 SR 10 95 3 900 0 UR 10 100 2 1050 0 トランクチェストアーマー ジルダリア N 10 80 10 600 0 追加ダメージ軽減 敵からの追加ダメージを軽減する R 10 90 9 750 0 SR 10 95 8 900 0 UR 10 100 7 1050 0 カーネルプロテクト ジュビジー N 0 100 0 620 0 体力最大値アップ 体力の最大値を上げるクリティカル防御アップクリティカル率約25%アップ R 0 110 0 770 0 SR 0 115 0 920 0 UR 0 120 0 1070 0 FB-CPC 胸部プロテクター フォートブラッグ N 10 90 20 600 0 300 5 5 追加ダメージ軽減 敵からの最終ダメージを軽減する近接攻撃耐性少し有り R 10 100 18 750 0 SR 10 105 16 900 0 UR 10 110 14 1050 0 カイキアス・ブレストパーツ エウクランテ N 0 95 10 600 0 よろけ軽減 よろけの行動不能時間が短くなる遠距離攻撃耐性少し有り R 0 105 9 750 0 SR 0 110 8 900 0 UR 0 115 7 1050 0 ベロネイア・BCD イーアネイラ N 0 95 -14 700 0 防御力アップ 防御力を上げるクリティカル防御アップ遠距離攻撃耐性少し有り R 0 105 -16 850 0 SR 0 110 -18 1000 0 UR 0 115 -20 1150 0 UWジャケット・タイプ・リュフトフェン[A] ヴァッフェドルフィン N 15 85 0 650 0 20 5 射程増加 攻撃距離が伸びる R 15 95 0 800 0 18 SR 15 100 0 950 0 16 UR 15 105 0 1100 0 14 UWジャケット・タイプ・リュフトフェン[B] ヴァッフェドルフィン N 5 95 0 650 0 20 5 射程増加 攻撃距離が伸びる R 5 105 0 800 0 18 SR 5 110 0 950 0 16 UR 5 115 0 1100 0 14 フローラル・チェストピース シュメッターリング N 0 80 0 600 50 ジェムの出す量軽減 敵に攻撃された際にジェムの出す量を少なくする遠距離攻撃耐性少し有り R 0 90 0 750 50 SR 0 95 0 900 50 UR 0 100 0 1050 50 エンジェルハート ブライトフェザー N 0 80 0 700 0 状態異常スタン軽減 スタン時解除されやすくなる R 0 90 0 850 0 SR 0 95 0 1000 0 UR 0 100 0 1150 0 ピュアリティガード[A] ハーモニーグレイス N 0 95 0 600 50 ダウン軽減 ダウン時の行動不能時間が短くなる近距離攻撃耐性少し有り R 0 105 0 750 45 SR 0 110 0 900 40 UR 0 115 0 1050 35 ピュアリティガード[B] ハーモニーグレイス N 0 120 0 600 30 追加ダメージ軽減 敵からの最終ダメージを軽減する近距離攻撃耐性少し有り R 0 130 0 750 25 SR 0 135 0 900 20 UR 0 140 0 1050 15 忍装束"白苑" ミズキ N 5 85 0 640 0 防御力アップ 防御力を上げる R 5 95 0 786 0 SR 5 100 0 932 0 UR 5 105 0 1078 0 忍装束"紫苑" フブキ N 5 80 5 600 40 体力最大値アップ 体力の最大値を上げる R 5 90 4 750 36 SR 5 95 3 900 32 UR 5 100 2 1050 28 忍装束"紫苑"+忍襟布"陽炎" フブキ N 5 85 0 605 40 20 ダッシュブースト消費量減少 ダッシュする際のブースト消費を減少する R 5 95 0 755 36 16 SR 5 100 0 905 32 12 UR 5 105 0 1055 28 8 ヴァイスブレスト アルトレーネ N 0 105 0 700 20 体力最大値アップ 体力の最大値を上げる R 0 115 0 850 18 SR 0 120 0 1000 16 UR 0 125 0 1150 14 シュバルツブレスト アルトアイネス N 0 105 0 700 0 10 追加ダメージ軽減 敵からの最終ダメージを軽減する R 0 115 0 850 0 SR 0 120 0 100 0 UR 0 125 0 1150 0 OSA111 チェストガード アーク N 15 85 5 600 50 10 120 よろけ軽減 よろけの行動不能時間が短くなる R 15 95 4 750 50 SR 15 100 3 900 50 UR 15 105 2 1050 50 OSYO10 カバードインタークーラー イーダ N 20 90 5 625 0 10 130 ダウン軽減 ダウン時の行動不能時間が短くなる R 20 100 4 775 0 SR 20 105 3 925 0 UR 20 110 2 1075 0 bRAM FL802 ブレストガード ムルメルティア N 0 80 0 700 0 5 10 状態異常スタン軽減 スタン時解除されやすくなる近接攻撃耐性少し有り R 0 90 0 850 0 SR 0 95 0 1000 0 UR 0 100 0 1150 0 白衣"白鳥" 飛鳥 N 0 80 0 700 0 射程増加 攻撃距離が伸びる R 0 90 0 850 0 SR 0 95 0 1000 0 UR 0 100 0 1150 0 FL014 チェストアーマー ウェルクストラ N 0 80 10 640 20 300 ジェムの出す量軽減 敵に攻撃された際にジェムの出す量を少なくする近接攻撃耐性少し有り R 0 90 9 790 18 SR 0 95 8 940 16 UR 0 100 7 1090 14 FL015 エクスタス・ジャミングユニット ヴァローナ N 25 105 5 600 0 190 5 5 体力最大値アップ 体力の最大値を上げる遠距離攻撃耐性少し有り R 25 115 4 750 0 SR 25 120 3 900 0 UR 25 125 2 1050 0 FL016チェストガード アーンヴァルMk.2 N 0 80 10 600 20 体力最大値アップ 体力の最大値を上げるクリティカル率約10%アップ R 0 90 9 750 18 SR 0 95 8 900 16 UR 0 100 7 1050 14 FL017スペクトルガード ストラーフMk.2 N 30 110 0 600 0 20 20 体力最大値アップ 体力の最大値を上げる R 30 120 0 750 0 18 18 SR 30 125 0 900 0 16 16 UR 30 130 0 1050 0 14 14 プシュケ・プシュケ ガブリーヌ N 20 120 0 600 0 ダウン軽減 ダウン時の行動不能時間が短くなる遠距離攻撃耐性少し有り R 20 130 0 750 0 SR 20 135 0 900 0 UR 20 140 0 1050 0 七赤金星"鳳衣" 蓮華 N 0 80 5 600 40 30 よろけ軽減 よろけの行動不能時間が短くなる近接攻撃耐性少し有り R 0 90 4 750 36 27 SR 0 95 3 900 32 24 UR 0 100 2 1050 28 21 トラックスフレーム ラプティアス N 0 100 0 720 0 20 体力最大値アップ 体力の最大値を上げる R 0 110 0 870 0 18 SR 0 115 0 1020 0 16 UR 0 120 0 1170 0 14 ペクトラルシェル アーティル N 20 100 5 600 0 ダウン軽減 ダウン時の行動不能時間が短くなる R 20 110 4 750 0 SR 20 115 3 900 0 UR 20 120 2 1050 0 FL022チェストガード・トロイエ エーデルワイス N 0 80 5 600 20 5 90 5 追加ダメージ軽減 敵からの最終ダメージを軽減する R 0 90 4 750 18 5 5 SR 0 95 3 900 16 10 30 10 UR 0 100 2 1050 14 20 20 サンタの洋服 期間限定イベント武装 N 0 80 0 630 0 ジェムの出す量軽減[小] 敵に攻撃された際にジェムの出す量を少なくするため攻撃威力上昇神姫ハウス反映クリスマスイベント R 0 90 0 780 0 SR 0 95 0 930 0 ジェムの出す量軽減[中] UR 0 100 0 1080 0 きらめき高校の制服 イベント武装 N -20 110 -4 600 0 防御力アップ 防御力を上げるアームパーツ・リアパーツ一体型神姫ハウス反映ときめきメモリアルコラボ R -20 120 -5 750 0 SR -20 125 -6 900 0 UR -20 130 -7 1050 0 グリム・アロエのパーカー 期間限定イベント武装 N 0 80 5 600 0 体力最大値アップ[小] 体力の最大値を上げるアームパーツ一体型神姫ハウス反映ボンバーガールコラボ R 0 90 4 750 0 SR 0 95 3 900 0 体力最大値アップ[中] UR 0 100 2 1050 0 ソニックダイバー零神 期間限定イベント武装 N 10 110 5 620 20 ジェムの出す量軽減[小] 敵に攻撃された際にジェムの出す量を少なくする両手斬撃武器「MVソード」装備時自動装備腰持ちヘビーガン「アンチマテリアルライフル」装備時自動装備スカイガールズコラボ R 10 120 4 770 18 SR 10 125 3 920 16 ジェムの出す量軽減[中] UR 10 130 2 1070 14 バレンタインスーツ 期間限定イベント武装 N 0 80 0 680 0 200 ジェムの出す量軽減 敵に攻撃された際にジェムの出す量を少なくする神姫ハウス反映バレンタインイベント R 0 90 0 830 0 SR 0 95 0 980 0 UR 0 100 0 1130 0 バレンタインスーツ Blue リペイントver. 期間限定イベント武装 N 0 105 0 700 0 1450 10 体力最大値アップ 体力の最大値を上げる神姫ハウス反映ホワイトデーイベントクリティカル防御アップ R 0 115 0 850 0 SR 0 120 0 1000 0 UR 0 125 0 1150 0 バレンタインスーツ Green リペイントver. 期間限定イベント武装 N 25 80 0 600 100 防御力アップ 防御力を上げる神姫ハウス反映ホワイトデーイベントクリティカル率約20%アップ交代後のスキルが少し溜まりやすい R 25 90 0 750 100 SR 25 95 0 900 100 UR 25 100 0 1050 100 十羽野高校の制服 期間限定イベント武装 N 0 80 0 700 0 ジェムの出す量軽減 敵に攻撃された際にジェムの出す量を少なくするアームパーツ・リアパーツ一体型神姫ハウス反映ラブプラスコラボ R 0 90 0 850 0 SR 0 95 0 1000 0 UR 0 100 0 1150 0 FL016チェストガード[G] 期間限定イベント武装・アーンヴァルMk.2 N 20 110 30 600 0 900 20 16 5 20 防御力アップ 防御力を上げる R 20 120 27 750 0 18 14 SR 20 125 24 900 0 16 12 UR 20 130 21 1050 0 14 10 FL017スペクトルガード[G] 期間限定イベント武装・ストラーフMk.2 N 0 80 10 650 40 900 10 5 20 追加ダメージ軽減 敵からの最終ダメージを軽減する R 0 90 9 800 35 9 SR 0 95 8 950 30 8 UR 0 100 7 1100 25 7 グリム・アロエの水着 期間限定イベント武装 N 15 65 5 750 0 -1500 30 -10 100 攻撃力アップ 攻撃力を上げるリアパーツ一体型神姫ハウス反映ボンバーガールコラボボディサイズ反映 R 15 75 5 900 0 SR 15 80 5 1050 0 UR 15 85 5 1200 0 グリム・アロエの水着・オリジナル 期間限定イベント武装 N 15 65 5 750 0 -1500 30 -10 100 攻撃力アップ 攻撃力を上げるリアパーツ一体型神姫ハウス反映ボンバーガールコラボ R 15 75 5 900 0 SR 15 80 5 1050 0 UR 15 85 5 1200 0 悪魔の黒ビキニ 期間限定イベント武装 N 25 55 5 600 50 -1500 30 -10 100 ブースト最大値アップ ブーストゲージの最大値を上げるリアパーツ一体型神姫ハウス反映近接攻撃耐性有りボディサイズ反映 R 25 65 5 750 50 SR 25 70 5 900 50 UR 25 75 5 1050 50 天使の白ビキニ 期間限定イベント武装 N 25 55 5 600 50 -1500 30 -10 100 防御力アップ 防御力を上げるリアパーツ一体型神姫ハウス反映遠距離攻撃耐性有りボディサイズ反映 R 25 65 5 750 50 SR 25 70 5 900 50 UR 25 75 5 1050 50 キューティドットフリルビキニ 期間限定イベント武装 N 0 115 5 680 0 1000 30 100 攻撃力アップ 攻撃力を上げるリアパーツ一体型神姫ハウス反映ラブミー!とんとんアタックの発動に必要ボディサイズ反映ヘッドカラーに依存 R 0 125 5 830 0 SR 0 130 5 980 0 UR 0 135 5 1130 0 キューティフリルビキニ 期間限定イベント武装 N 0 115 5 700 0 1000 30 100 ブースト最大値アップ ブーストゲージの最大値を上げるリアパーツ一体型神姫ハウス反映ラブミー!とんとんアタックの発動に必要ボディサイズ反映ヘッドカラーに依存 R 0 125 5 850 0 SR 0 130 5 1000 0 UR 0 135 5 1150 0 スポーティストライプビキニ 期間限定イベント武装 N 20 45 5 600 50 -1500 30 100 防御力アップ 防御力を上げるリアパーツ一体型神姫ハウス反映とんとんアタックの発動に必要ボディサイズ反映ヘッドカラーに依存 R 20 55 5 750 50 SR 20 60 5 900 50 UR 20 65 5 1050 50 スポーティビキニ 期間限定イベント武装 N 30 45 5 600 30 -2000 30 100 攻撃力アップ 攻撃力を上げるリアパーツ一体型神姫ハウス反映とんとんアタックの発動に必要ボディサイズ反映ヘッドカラーに依存 R 30 55 5 750 30 SR 30 60 5 900 30 UR 30 65 5 1050 30 セクシークロスワンピース 期間限定イベント武装 N 20 100 5 750 100 30 50 攻撃力アップ 攻撃力を上げるリアパーツ一体型神姫ハウス反映パワフル!とんとんアタックの発動に必要ボディサイズ反映ヘッドカラーに依存 R 20 110 5 900 100 SR 20 115 5 1050 100 UR 20 120 5 1200 100 プリティフリルワンピース 期間限定イベント武装 N 15 95 5 615 15 500 30 100 防御力アップ 防御力を上げるリアパーツ一体型神姫ハウス反映3連!とんとんアタックの発動に必要ボディサイズ反映ヘッドカラーに依存 R 15 105 5 765 15 SR 15 110 5 915 15 UR 15 115 5 1065 15 FL012 胸部アーマー[15th] 期間限定イベント武装・アーンヴァル N 15 95 15 700 15 15 15 15 15 15 体力最大値アップ 体力の最大値を上げるクリティカル率約15%アップ R 15 105 15 850 15 SR 15 110 15 1000 15 UR 15 115 15 1150 15 FL013 胸部アーマー[15th] 期間限定イベント武装・ストラーフ N 0 120 0 620 100 15 15 15 15 15 防御力アップ 防御力を上げるクリティカル率約15%アップ R 0 130 0 770 100 SR 0 135 0 920 100 UR 0 140 0 1070 100 キャヴァリエアルミュール[S] 期間限定イベント武装・サイフォス N 20 80 0 700 0 15 30 -5 防御力アップ 防御力を上げる R 20 90 0 850 0 SR 20 95 0 1000 0 UR 20 100 0 1150 0 蘇芳之胴[S] 期間限定イベント武装・紅緒 N 0 120 0 600 0 15 30 -9 ジェムの出す量軽減 敵に攻撃された際にジェムの出す量を少なくする R 0 130 0 750 0 SR 0 135 0 900 0 UR 0 140 0 1050 0 ダークアーマー 闇神姫 N 33 113 5 700 100 -1100 15 15 20 50 追加ダメージ軽減 敵からの最終ダメージを軽減する被弾時のスキルが約10%溜まりにくい交代後のスキルが約10%溜まりにくい R 33 123 4 850 100 SR 33 128 3 100 100 UR 33 133 2 1150 100 カードゲーマーTシャツ 期間限定イベント武装 N 0 80 30 600 0 150 40 20 体力最大値アップ 体力の最大値を上げるリアパーツ一体型ボディサイズ反映神姫ハウス反映 R 0 90 27 750 0 SR 0 95 24 900 0 UR 0 100 21 1050 0 武装神姫Tシャツ[武] 期間限定イベント武装 N 55 30 0 550 20 90 16 16 16 46 防御力アップ 防御力を上げるリアパーツ一体型遠距離攻撃被ダメージ増加ボディサイズ反映神姫ハウス反映 R 55 40 0 700 20 SR 55 45 0 850 20 UR 55 50 0 1000 20 武装神姫Tシャツ[装] 期間限定イベント武装 N 0 80 30 600 0 1070 90 40 60 攻撃力アップ 攻撃力を上げるリアパーツ一体型スキルが少し溜まりやすいボディサイズ反映神姫ハウス反映 R 0 90 27 750 0 SR 0 95 24 900 0 UR 0 100 21 1050 0 武装神姫Tシャツ[神] 期間限定イベント武装 N 10 90 0 610 50 14 60 体力最大値アップ 体力の最大値を上げるリアパーツ一体型ため攻撃威力上昇近接攻撃被ダメージ増加ボディサイズ反映神姫ハウス反映 R 10 100 0 760 50 SR 10 105 0 910 50 UR 10 110 0 1060 50 武装神姫Tシャツ[姫] 期間限定イベント武装 N -20 135 0 640 -50 400 18 ため威力増加 タメ攻撃の威力を上げるリアパーツ一体型ため攻撃威力上昇ジェム排出量軽減ボディサイズ反映神姫ハウス反映 R -20 145 0 790 -50 SR -20 150 0 940 -50 UR -20 155 0 1090 -50 BX.ホーリィアーマージャケット 期間限定イベント武装・ツガル Blue Xmas ver. N 10 100 0 600 0 防御力アップ 防御力を上げる R 15 110 0 750 0 SR 20 115 0 900 0 UR 25 120 0 1050 0 アンの水着 期間限定イベント武装・アーンヴァルMk.2 N 15 90 -15 610 65 体力最大値アップ 体力の最大値を上げるリアパーツ一体型神姫ハウス反映被弾時のスキルが溜まりやすい R 15 100 -15 760 65 SR 15 105 -15 910 65 UR 15 110 -15 1060 65 ヒナの水着 期間限定イベント武装・ストラーフMk.2 N 55 15 0 535 -20 攻撃力アップ 攻撃力を上げるリアパーツ一体型神姫ハウス反映 R 55 25 0 685 -20 SR 55 30 0 835 -20 UR 55 35 0 985 -20 レーネの水着 期間限定イベント武装・アルトレーネ N 30 110 0 600 30 防御力アップ 防御力を上げるリアパーツ一体型神姫ハウス反映 R 30 120 0 750 25 SR 30 125 0 900 20 UR 30 130 0 1050 15 アイネスの水着 期間限定イベント武装・アルトアイネス N 15 115 0 600 0 攻撃力アップ 攻撃力を上げるリアパーツ一体型神姫ハウス反映 R 20 115 0 750 0 SR 25 115 0 900 0 UR 30 115 0 1050 0 ○○の水着 期間限定イベント武装 N 55 15 0 535 -20 防御力アップ 防御力を上げるリアパーツ一体型神姫ハウス反映ボディサイズ反映胸に神姫のニックネーム(デフォルトなら神姫の種類)が印字される R 55 25 0 685 -20 SR 55 30 0 835 -20 UR 55 35 0 985 -20 日焼けビキニ Pink ver. 期間限定イベント武装 N 0 90 0 670 0 44 攻撃力アップ 攻撃力を上げる神姫ハウス反映ボディサイズ反映 R 0 100 0 820 0 44 SR UR 日焼けビキニ Blue ver. 期間限定イベント武装 N 攻撃スピードアップ 攻撃スピードを上げる神姫ハウス反映ボディサイズ反映 R SR 0 115 5 1000 0 UR 日焼けビキニ Green ver. 期間限定イベント武装 N 35 80 0 600 50 44 ため時間減少 ため時間を減少する神姫ハウス反映ボディサイズ反映 R 40 90 0 750 50 44 SR UR ゆかた[雅] 期間限定イベント武装 N 5 105 0 700 0 44 防御力アップ 防御力を上げるバトルにも 熱さしのげる うちわ風 の発動にに必要アーム リア レッグパーツ一体型神姫ハウス反映 R SR 5 120 0 1000 0 44 UR ゆかた[葵] 期間限定イベント武装 N 5 105 0 600 100 44 体力最大値アップ 体力の最大値を上げるバトルにも 熱さしのげる うちわ風 の発動にに必要アーム リア レッグパーツ一体型神姫ハウス反映 R 6 115 0 750 100 44 SR UR ゆかた[爽] 期間限定イベント武装 N 0 80 0 680 0 44 ため威力増加 ため攻撃の威力を上げるバトルにも 熱さしのげる うちわ風 の発動にに必要アーム リア レッグパーツ一体型神姫ハウス反映 R 0 90 0 830 0 44 SR UR ゆかた[涼] 期間限定イベント武装 N 25 80 5 600 100 44 状態異常スタン軽減 スタン時解除されやすくなるバトルにも 熱さしのげる うちわ風 の発動にに必要アーム リア レッグパーツ一体型神姫ハウス反映 R SR UR Lv60 武装 本来の装主 レア度 攻 防 ス 体 ブ 展開 回復 走速 走費 跳費 浮費 防費 パッシブスキル 備考 FL012 胸部アーマー アーンヴァル N 0 120 20 962 20 150 30 10 体力最大値アップ 体力の最大値を上げる R 0 136 18 1136 18 SR 0 139 16 1280 16 UR 0 162 14 1613 14 FL013 胸部アーマー ストラーフ N 40 140 0 942 -20 -750 20 20 10 防御力アップ 防御力を上げる R 40 156 0 1116 -30 18 18 SR 40 159 0 1260 -40 16 16 UR 40 182 0 1593 -50 14 14 VLBNY1胸部アーマー ヴァッフェバニー N 0 130 5 947 0 2 体力最大値アップ 体力の最大値を上げる R 0 146 4 1111 0 4 SR 0 149 3 1265 0 50 6 UR 0 172 2 1598 0 8 キャヴァリエアルミュール サイフォス N 0 140 0 1022 0 防御力アップ 防御力を上げる近接攻撃耐性少し有り R 0 156 0 1186 0 SR 0 159 0 1340 0 UR 0 182 0 1673 0 ソルダットアルミュール サイフォス N 0 140 0 952 0 追加ダメージ軽減 敵からの追加ダメージを軽減する近距離攻撃耐性少し有り R 0 156 0 1116 0 SR 0 159 0 1270 0 UR 0 182 0 1603 0 茜之胴当及羽織 紅緒 N 0 125 10 942 0 体力最大値アップ 体力の最大値を上げる遠距離攻撃耐性少し有り R 0 141 9 1106 0 SR 0 144 8 1260 0 UR 0 167 7 1593 0 蘇芳之胴 紅緒 N 0 140 0 922 0 ジェムの出す量軽減 敵に攻撃された際にジェムの出す量を少なくする遠距離攻撃耐性少し有り R 0 156 0 1086 0 SR 0 159 0 1240 0 UR 0 182 0 1573 0 ホーリィアーマージャケット ツガル N 10 120 5 922 0 体力最大値アップ 体力の最大値を上げる遠距離攻撃耐性少し有り R 10 136 4 1086 0 SR 10 139 3 1240 0 UR 10 162 2 1573 0 トランクチェストアーマー ジルダリア N 10 120 10 922 0 追加ダメージ軽減 敵からの追加ダメージを軽減する R 10 136 9 1086 0 SR 10 139 8 1240 0 UR 10 162 7 1573 0 カーネルプロテクト ジュビジー N 0 140 0 942 0 体力最大値アップ 体力の最大値を上げるクリティカル防御アップクリティカル率約25%アップ R 0 156 0 1106 0 SR 0 159 0 1260 0 UR 0 182 0 1593 0 FB-CPC 胸部プロテクター フォートブラッグ N 10 130 20 922 0 300 5 5 追加ダメージ軽減 敵からの最終ダメージを軽減する近接攻撃耐性少し有り R 10 146 18 1086 0 SR 10 149 16 1240 0 UR 10 172 14 1573 0 カイキアス・ブレストパーツ エウクランテ N 0 135 10 922 0 よろけ軽減 よろけの行動不能時間が短くなる遠距離攻撃耐性少し有り R 0 151 9 1086 0 SR 0 154 8 1240 0 UR 0 177 7 1573 0 ベロネイア・BCD イーアネイラ N 0 135 -14 1022 0 防御力アップ 防御力を上げるクリティカル防御アップ遠距離攻撃耐性少し有り R 0 151 -16 1186 0 SR 0 154 -18 1340 0 UR 0 177 -20 1673 0 UWジャケット・タイプ・リュフトフェン[A] ヴァッフェドルフィン N 15 120 0 972 0 20 5 射程増加 攻撃距離が伸びる R 15 136 0 1136 0 18 SR 15 139 0 1290 0 16 UR 15 162 0 1623 0 14 UWジャケット・タイプ・リュフトフェン[B] ヴァッフェドルフィン N 5 130 0 972 0 20 5 射程増加 攻撃距離が伸びる R 5 146 0 1136 0 18 SR 5 149 0 1290 0 16 UR 5 172 0 1623 0 14 フローラル・チェストピース シュメッターリング N 0 120 0 922 50 ジェムの出す量軽減 敵に攻撃された際にジェムの出す量を少なくする遠距離攻撃耐性少し有り R 0 136 0 1086 50 SR 0 139 0 1240 50 UR 0 162 0 1573 50 エンジェルハート ブライトフェザー N 0 120 0 1022 0 状態異常スタン軽減 スタン時解除されやすくなる R 0 136 0 1186 0 SR 0 139 0 1340 0 UR 0 162 0 1673 0 ピュアリティガード[A] ハーモニーグレイス N 0 135 0 922 50 ダウン軽減 ダウン時の行動不能時間が短くなる近距離攻撃耐性少し有り R 0 151 0 1086 45 SR 0 154 0 1240 40 UR 0 182 0 1573 35 ピュアリティガード[B] ハーモニーグレイス N 0 160 0 922 30 追加ダメージ軽減 敵からの最終ダメージを軽減する近距離攻撃耐性少し有り R 0 176 0 1086 25 SR 0 179 0 1240 20 UR 0 207 0 1573 15 忍装束"白苑" ミズキ N 5 125 0 962 0 防御力アップ 防御力を上げる R 5 141 0 1122 0 SR 5 144 0 1272 0 UR 5 167 0 1601 0 忍装束"紫苑" フブキ N 5 120 5 922 40 体力最大値アップ 体力の最大値を上げる R 5 136 4 1086 36 SR 5 139 3 1240 32 UR 5 162 2 1573 28 忍装束"紫苑"+忍襟布"陽炎" フブキ N 5 125 0 927 40 20 ダッシュブースト消費量減少 ダッシュする際のブースト消費を減少する R 5 141 0 1091 36 16 SR 5 144 0 1245 32 12 UR 5 167 0 1578 28 8 ヴァイスブレスト アルトレーネ N 0 145 0 1022 20 体力最大値アップ 体力の最大値を上げる R 0 161 0 1186 18 SR 0 164 0 1340 16 UR 0 187 0 1673 14 シュバルツブレスト アルトアイネス N 0 145 0 1022 0 10 追加ダメージ軽減 敵からの最終ダメージを軽減する R 0 161 0 1186 0 SR 0 164 0 1340 0 UR 0 187 0 1673 0 OSA111 チェストガード アーク N 15 125 5 1022 50 10 120 よろけ軽減 よろけの行動不能時間が短くなる R 15 141 4 1186 50 SR 15 144 3 1340 50 UR 15 167 2 1673 50 OSYO10 カバードインタークーラー イーダ N 20 130 5 947 0 10 130 ダウン軽減 ダウン時の行動不能時間が短くなる R 20 146 4 1111 0 SR 20 149 3 1265 0 UR 20 172 2 1598 0 bRAM FL802 ブレストガード ムルメルティア N 0 120 0 1022 0 5 10 状態異常スタン軽減 スタン時解除されやすくなる近接攻撃耐性少し有り R 0 136 0 1186 0 SR 0 139 0 1340 0 UR 0 162 0 1673 0 白衣"白鳥" 飛鳥 N 0 120 0 1022 0 射程増加 攻撃距離が伸びる R 0 136 0 1186 0 SR 0 139 0 1340 0 UR 0 162 0 1673 0 FL014 チェストアーマー ウェルクストラ N 0 120 10 962 20 300 ジェムの出す量軽減 敵に攻撃された際にジェムの出す量を少なくする近接攻撃耐性少し有り R 0 136 9 1126 18 SR 0 139 8 1280 16 UR 0 162 7 1613 14 FL015 エクスタス・ジャミングユニット ヴァローナ N 25 145 5 922 0 190 5 5 体力最大値アップ 体力の最大値を上げる遠距離攻撃耐性少し有り R 25 161 4 1086 0 SR 25 164 3 1240 0 UR 25 187 2 1573 0 FL016チェストガード アーンヴァルMk.2 N 0 120 10 922 20 体力最大値アップ 体力の最大値を上げるクリティカル率約10%アップ R 0 136 9 1086 18 SR 0 139 8 1240 16 UR 0 162 7 1573 14 FL017スペクトルガード ストラーフMk.2 N 30 150 0 922 0 20 20 体力最大値アップ 体力の最大値を上げる R 30 176 0 1086 0 18 18 SR 30 179 0 1240 0 16 16 UR 30 192 0 1573 0 16 16 プシュケ・プシュケ ガブリーヌ N 20 160 0 922 0 ダウン軽減 ダウン時の行動不能時間が短くなる遠距離攻撃耐性少し有り R 20 176 0 1086 0 SR 20 179 0 1240 0 UR 20 202 0 1573 0 七赤金星"鳳衣" 蓮華 N 0 120 5 922 40 30 よろけ軽減 よろけの行動不能時間が短くなる近接攻撃耐性少し有り R 0 136 4 1086 36 27 SR 0 139 3 1240 32 24 UR 0 162 2 1573 28 21 トラックスフレーム ラプティアス N 0 140 0 1042 0 20 体力最大値アップ 体力の最大値を上げる R 0 156 0 1206 0 18 SR 0 159 0 1360 0 16 UR 0 186 0 1693 0 14 ペクトラルシェル アーティル N 20 140 5 922 0 ダウン軽減 ダウン時の行動不能時間が短くなる R 20 156 4 1086 0 SR 20 159 3 1340 0 UR 20 182 2 1573 0 FL022チェストガード・トロイエ エーデルワイス N 0 120 5 922 20 5 90 5 追加ダメージ軽減 敵からの最終ダメージを軽減する R 0 136 4 1086 18 5 5 SR 0 139 3 1240 16 10 30 10 UR 0 162 2 1573 14 20 20 サンタの洋服 期間限定イベント武装 N 0 120 0 952 0 ジェムの出す量軽減[小] 敵に攻撃された際にジェムの出す量を少なくするため攻撃威力上昇神姫ハウス反映クリスマスイベント R 0 136 0 1116 0 SR 0 139 0 1270 0 ジェムの出す量軽減[中] UR 0 162 0 1603 0 きらめき高校の制服 イベント武装 N -20 150 -4 922 0 防御力アップ 防御力を上げるアームパーツ・リアパーツ一体型神姫ハウス反映ときめきメモリアルコラボ R -20 166 -5 1086 0 SR -20 169 -6 1240 0 UR -20 192 -7 1573 0 グリム・アロエのパーカー 期間限定イベント武装 N 0 120 5 922 0 体力最大値アップ[小] 体力の最大値を上げるアームパーツ一体型神姫ハウス反映ボンバーガールコラボ R 0 136 4 1086 0 SR 0 139 3 1240 0 体力最大値アップ[中] UR 0 162 2 1573 0 ソニックダイバー零神 期間限定イベント武装 N 10 150 5 942 20 ジェムの出す量軽減[小] 敵に攻撃された際にジェムの出す量を少なくする両手斬撃武器「MVソード」装備時自動装備腰持ちヘビーガン「アンチマテリアルライフル」装備時自動装備スカイガールズコラボ R 10 166 4 1106 18 SR 10 169 3 1260 16 ジェムの出す量軽減[中] UR 10 192 2 1593 14 バレンタインスーツ 期間限定イベント武装 N 0 120 0 1002 0 200 ジェムの出す量軽減 敵に攻撃された際にジェムの出す量を少なくする神姫ハウス反映バレンタインイベント R 0 136 0 1166 0 SR 0 139 0 1320 0 UR 0 162 0 1653 0 バレンタインスーツ Blue リペイントver. 期間限定イベント武装 N 0 145 0 1022 0 1450 10 体力最大値アップ 体力の最大値を上げる神姫ハウス反映ホワイトデーイベントクリティカル防御アップ R 0 161 0 1186 0 SR 0 164 0 1340 0 UR 0 187 0 1673 0 バレンタインスーツ Green リペイントver. 期間限定イベント武装 N 25 120 0 922 100 防御力アップ 防御力を上げる神姫ハウス反映ホワイトデーイベントクリティカル率約20%アップ交代後のスキルが少し溜まりやすい R 25 136 0 1086 100 SR 25 139 0 1240 100 UR 25 162 0 1573 100 十羽野高校の制服 イベント武装 N 0 120 0 1022 0 ジェムの出す量軽減 敵に攻撃された際にジェムの出す量を少なくするアームパーツ・リアパーツ一体型神姫ハウス反映ラブプラスコラボ R 0 136 0 1186 0 SR 0 139 0 1340 0 UR 0 162 0 1673 0 FL016チェストガード[G] 期間限定イベント武装・アーンヴァルMk.2 N 20 150 30 922 0 1800 20 16 5 20 防御力アップ 防御力を上げる R 20 166 27 1086 0 18 14 SR 20 169 24 1240 0 16 12 UR 20 192 21 1573 0 14 10 FL017スペクトルガード[G] 期間限定イベント武装・ストラーフMk.2 N 0 120 10 972 40 1800 10 5 20 追加ダメージ軽減 敵からの最終ダメージを軽減する R 0 136 9 1136 35 9 SR 0 139 8 1290 30 8 UR 0 162 7 1623 25 7 グリム・アロエの水着 期間限定イベント武装 N 15 65 5 750 0 -1500 30 -10 100 攻撃力アップ 攻撃力を上げるリアパーツ一体型神姫ハウス反映ボンバーガールコラボボディサイズ反映 R 15 75 5 900 0 SR 15 80 5 1050 0 UR 15 85 5 1200 0 グリム・アロエの水着・オリジナル 期間限定イベント武装 N 15 65 5 750 0 -1500 30 -10 100 攻撃力アップ 攻撃力を上げるリアパーツ一体型神姫ハウス反映ボンバーガールコラボ R 15 75 5 900 0 SR 15 80 5 1050 0 UR 15 85 5 1200 0 悪魔の黒ビキニ 期間限定イベント武装 N 25 95 5 922 50 -1500 30 -10 100 ブースト最大値アップ ブーストゲージの最大値を上げるリアパーツ一体型神姫ハウス反映近接攻撃耐性有りボディサイズ反映 R 25 111 5 1086 50 SR 25 114 5 1240 50 UR 25 137 5 1573 50 天使の白ビキニ 期間限定イベント武装 N 25 95 5 922 50 -1500 30 -10 100 防御力アップ 防御力を上げるリアパーツ一体型神姫ハウス反映遠距離攻撃耐性有りボディサイズ反映 R 25 111 5 1086 50 SR 25 114 5 1240 50 UR 25 137 5 1573 50 キューティドットフリルビキニ 期間限定イベント武装 N 0 155 5 1002 0 1000 30 100 攻撃力アップ 攻撃力を上げるリアパーツ一体型神姫ハウス反映ラブミー!とんとんアタックの発動に必要ボディサイズ反映ヘッドカラーに依存 R 0 161 5 1166 0 SR 0 164 5 1320 0 UR 0 187 5 1653 0 キューティフリルビキニ 期間限定イベント武装 N 0 155 5 1022 0 1000 30 100 ブースト最大値アップ ブーストゲージの最大値を上げるリアパーツ一体型神姫ハウス反映ラブミー!とんとんアタックの発動に必要ボディサイズ反映ヘッドカラーに依存 R 0 161 5 1186 0 SR 0 164 5 1340 0 UR 0 187 5 1673 0 スポーティストライプビキニ 期間限定イベント武装 N 20 85 5 922 50 -1500 30 100 防御力アップ 防御力を上げるリアパーツ一体型神姫ハウス反映とんとんアタックの発動に必要ボディサイズ反映ヘッドカラーに依存 R 20 101 5 1086 50 SR 20 104 5 1240 50 UR 20 127 5 1573 50 スポーティビキニ 期間限定イベント武装 N 30 85 5 922 30 -2000 30 100 攻撃力アップ 攻撃力を上げるリアパーツ一体型神姫ハウス反映とんとんアタックの発動に必要ボディサイズ反映ヘッドカラーに依存 R 30 101 5 1086 30 SR 30 104 5 1240 30 UR 30 127 5 1573 30 セクシークロスワンピース 期間限定イベント武装 N 20 140 5 1072 100 30 50 攻撃力アップ 攻撃力を上げるリアパーツ一体型神姫ハウス反映パワフル!とんとんアタックの発動に必要ボディサイズ反映ヘッドカラーに依存 R 20 146 5 1236 100 SR 20 149 5 1390 100 UR 20 172 5 1723 100 プリティフリルワンピース 期間限定イベント武装 N 15 135 5 937 15 500 30 100 防御力アップ 防御力を上げるリアパーツ一体型神姫ハウス反映3連!とんとんアタックの発動に必要ボディサイズ反映ヘッドカラーに依存 R 15 141 5 1111 15 SR 15 144 5 1255 15 UR 15 167 5 1588 15 FL012 胸部アーマー[15th] 期間限定イベント武装・アーンヴァル N 15 135 15 1022 15 15 15 15 15 15 体力最大値アップ 体力の最大値を上げるクリティカル率約15%アップ R 15 141 15 1196 15 SR 15 144 15 1340 15 UR 15 167 15 1673 15 FL013 胸部アーマー[15th] 期間限定イベント武装・ストラーフ N 0 160 0 942 100 15 15 15 15 15 防御力アップ 防御力を上げるクリティカル率約15%アップ R 0 176 0 1116 100 SR 0 179 0 1260 100 UR 0 202 0 1593 100 キャヴァリエアルミュール[S] 期間限定イベント武装・サイフォス N 20 120 0 1022 0 15 30 -5 ジェムの出す量軽減 敵に攻撃された際にジェムの出す量を少なくする R 20 136 0 1196 0 SR 20 139 0 1340 0 UR 20 162 0 1673 0 蘇芳之胴[S] 期間限定イベント武装・紅緒 N 0 160 0 922 0 15 30 -9 ジェムの出す量軽減 敵に攻撃された際にジェムの出す量を少なくする R 0 176 0 1096 0 SR 0 179 0 1240 0 UR 0 202 0 1573 0 ダークアーマー 闇神姫 N 33 153 5 1022 100 -1100 15 15 20 50 追加ダメージ軽減 敵からの最終ダメージを軽減する被弾時のスキルが約10%溜まりにくい交代後のスキルが約10%溜まりにくい R 33 169 4 1196 100 SR 33 172 3 1340 100 UR 33 195 2 1673 100 カードゲーマーTシャツ 期間限定イベント武装 N 0 120 30 922 0 40 20 体力最大値アップ 体力の最大値を上げるリアパーツ一体型ボディサイズ反映神姫ハウス反映 R 0 136 27 1086 0 SR 0 139 24 1240 0 UR 0 162 21 1573 0 武装神姫Tシャツ[武] 期間限定イベント武装 N 55 70 0 872 20 90 16 16 16 46 防御力アップ 防御力を上げるリアパーツ一体型遠距離攻撃被ダメージ増加ボディサイズ反映神姫ハウス反映 R 55 86 0 1036 20 SR 55 89 0 1190 20 UR 55 112 0 1523 20 武装神姫Tシャツ[装] 期間限定イベント武装 N 0 120 30 922 0 1070 90 40 60 攻撃力アップ 攻撃力を上げるリアパーツ一体型スキルが少し溜まりやすいボディサイズ反映神姫ハウス反映 R 0 136 27 1086 0 SR 0 139 24 1260 0 UR 0 162 21 1573 0 武装神姫Tシャツ[神] 期間限定イベント武装 N 10 130 0 932 50 14 60 体力最大値アップ 体力の最大値を上げるリアパーツ一体型ため攻撃威力上昇近接攻撃被ダメージ増加ボディサイズ反映神姫ハウス反映 R 10 146 0 1096 50 SR 10 149 0 1250 50 UR 10 172 0 1583 50 武装神姫Tシャツ[姫] 期間限定イベント武装 N -20 175 0 962 -50 400 18 ため威力増加 タメ攻撃の威力を上げるリアパーツ一体型ため攻撃威力上昇ジェム排出量軽減ボディサイズ反映神姫ハウス反映 R -20 191 0 1126 -50 SR -20 194 0 1300 -50 UR -20 217 0 1613 -50 BX.ホーリィアーマージャケット 期間限定イベント武装・ツガル Blue Xmas ver. N 10 140 0 922 0 防御力アップ 防御力を上げる R 15 156 0 1086 0 SR 20 159 0 1240 0 UR 25 182 0 1573 0 アンの水着 期間限定イベント武装・アーンヴァルMk.2 N 15 130 -15 932 65 体力最大値アップ 体力の最大値を上げるリアパーツ一体型神姫ハウス反映被弾時のスキルが溜まりやすい R 15 146 -15 1096 65 SR 15 149 -15 1250 65 UR 15 172 -15 1583 65 ヒナの水着 期間限定イベント武装・ストラーフMk.2 N 55 55 0 857 -20 攻撃力アップ 攻撃力を上げるリアパーツ一体型神姫ハウス反映 R 55 71 0 1021 -20 SR 55 74 0 1175 -20 UR 55 97 0 1508 -20 レーネの水着 期間限定イベント武装・アルトレーネ N 30 150 0 922 30 防御力アップ 防御力を上げるリアパーツ一体型神姫ハウス反映 R 30 166 0 1086 25 SR 30 169 0 1240 20 UR 30 192 0 1573 15 アイネスの水着 期間限定イベント武装・アルトアイネス N 15 155 0 922 0 攻撃力アップ 攻撃力を上げるリアパーツ一体型神姫ハウス反映 R 20 155 0 1086 0 SR 25 155 0 1240 0 UR 30 155 0 1573 0 ○○の水着 期間限定イベント武装 N 55 55 0 857 -20 防御力アップ 防御力を上げるリアパーツ一体型神姫ハウス反映ボディサイズ反映胸に神姫のニックネーム(デフォルトなら神姫の種類)が印字される R 55 71 0 1021 -20 SR 55 74 0 1175 -20 UR 55 97 0 1508 -20 アップデート履歴 日時:2021.12.06 内容:「蘇芳之胴[S]」のガード時のブースト消費量を-10→-9に下方修正。 日時:2021.10.06 内容:「FL022チェストガード・トロイエ」装備時のダッシュ消費量増加量とブースト回復量をN/R/SR/URの順に5/5/10/20に軽減。 日時:2021.7.28 内容:「グリム・アロエの水着」「グリム・アロエの水着・オリジナル」「悪魔の黒ビキニ」「天使の白ビキニ」のジェム回収範囲展開速度を上方修正。 日時:2021.6.28 内容:ジェム排出に関する防御力のパラメーターを一律付与 ダメージを軽減できる神姫の純正武装に軽減ボーナスを少し付与 日時:2021.4.27 内容:「FL016チェストガード」「カーネルプロテクト」装備時、クリティカル発生率を強化。 「カーネルプロテクト」「ペネロペイア・BCD」装備時、クリティカル防御を付与。 「FL022チェストガード・トロイエ」装備時、ブースト回復量をN/R/SR/URの順に15/20/25/30に増加。 日時:2021.3.10 内容:武装(防具)の各部位にLPのステータスを追加しました。数値はレアリティ毎に異なります。 N:LP+100 R LP+200 SR LP+300 UR LP+400 「バトルスキン ボディ」のDEFが+80 LP+が200された。 日時:2021.1.26 内容:カスタマイズ画面で「ハウス」のアイコンが表示されている武装については、装備が神姫ハウスでも反映されるようになりました。 「サンタの洋服」「グリム・アロエのパーカー」 「ピュアリティガード[B]」の見た目変更 日時:2021.1.14 内容:「FL022チェストガード・トロイエ」装備時、ダッシュ時ブースト消費量をN/R/SR/URの順に15/20/25/30に増加。 コメント 名前 コメント
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{ルーナと沙羅曼蛇} クリナーレとパルカと一緒に走り続けながら次の場所に向かう。 両足の血液循環が早くなり心臓もバクバクと動く。 肺は酸素を欲しがりフル活動。 ヤッベェ、もう疲れてきちまったぜ。 「お兄ちゃん!あのシャッターて、もしかして!!」 パルカが言う先を見ると廊下の右側に大きなシャッターがあった。 パルカやクリナーレと同じ形に大きさも同じ。 違うと言えばデカデカと、シャッターに『Two』と書かれていたぐらい…。 いや、違う! シャッターが開いている! これはいったい何が起こったのだろうか。 俺達が来る前にシャッターが開いてるという事は…まさかすでにルーナは破棄されたのか!? クリナーレとパルカを援護させながら俺はシャッターに向かって走り中に入る。 「ッ!?…ヒデェ…」 シャッターの部屋の中は酷い惨状だった。 人間の死体がテンコ盛りだったのだから。 ある死体は内臓を地面にブチ撒き倒れていたり、またある死体は手足が無かったり頭が無かったり。 他にも酷い死体は腐る程あるが、これ以上の説明は不要だ。 しかしこれはいったい誰がヤッたのだろうか。 ウッ、あまりにもグロテスクだから気持ち悪くなってきた。 「あたしがヤッたんですわよ、ダーリン」 「その声はっ!?」 突如声がしたので聞こえた方向を見ると、そこには二刀のレーザーブレード持った血塗れのルーナがいた。 よかった…無事だった。 でもまさかルーナがこの死体の数分をヤッたというのか。 本人はそう言ってるし…本当にブッ殺したのだろう。 いや、これは『殺し』というより『皆殺し』『残虐』『殺戮』と言った方が正しい。 武装神姫一体でここまで人間を殺す事が出来るのは無理ではないのだろうか…。 やはりツバァイとしての能力かもしれない。 これでルーナが今までバトルした時に余裕綽々で闘えていた事に納得がいく。 でもここで一つ疑問が起きる。 クリナーレ、パルカと同じく拘束されていたはずだ。 いったいぜんたいどうやったのだろうか。 「あたしはシャドーと同じ能力がありますの。レベルは中の下ですが」 「シャドーと同じ…あ、そういう事か!」 ルーナに言われて解った。 シャドーというのはシャドー=アンジェラスの事で、能力が同じという事はネットワークシステムを支配できるという事になるのだ。 シャドーはそーいう能力があるのは知っていたが、まさかルーナにも出来るとはな。 そしての能力を使って自力で大きな試験官から脱出し、敵である人間を殺しまくったということだ。 「お前、滅茶苦茶に強いんだな」 「アインお姉様に比べればこの程度、ヒヨッコ並みのレベルですわ」 俺は右手の手の平にルーナを乗せて近づける。 血塗れになっている体を左手で拭き取ろうとしたら、ルーナが人差指に抱きついてきた。 「おいおい、抱きつかれた吹けないだろうが」 「嬉しいんですわ。ダーリンがあたしを助けに来てくれた事が…」 「当たり前だろ。それにクリナーレやパルカもいるぜ」 「あら、それは朗報ですわね。アンジェラスお姉様は…まだのようですわね」 そりゃそうだ、まだアンジェラスを助け出していないのだから。 でもこれで三人目を助け出すことができた。 しかもアンジェラスの次に強いルーナだ。 これでアンジェラスの所まで難なく行きそうだぜ。 「それは期待できなそうですわ、ダーリン」 「えっ!?それはいったいどいう」 俺が言い切る前に突如とルーナの姿消えた。 そしてルーナが消えた同時に後ろから人間の叫び声が聞こえた。 声が聞こえた方角はシャッターの外。 俺はすぐさまシャッターの部屋から抜け出す。 すると。 「沙羅曼蛇の舞!」 <…燃やし…尽くす> ルーナが武装した人間を燃やし殺していたのだった。 沙羅曼蛇の舞とは、使用者の神姫の周りに炎渦が取り囲み、神姫そのまま状態で蛇のように突進し、敵を斬刻む攻撃。 さらに火炎の炎によって敵を斬刻むだけではなく火傷させる自動追加攻撃がる。 通常攻撃の場合はある程度相手距離を保ちつつ、隙あらば一気に敵の懐に飛び込み近接攻撃する。 因みに剣を振るたびにレーザーみたいな炎が飛び出すので飛び道具としても使える。 ただしこのワザはかなり体力を消耗をするので普段は使わない。 でもルーナはなんの躊躇い無く攻撃した。 しかも人間に対して。 攻撃を受けた人間は死ぬか炎によって燃えながら焼死していく。 ウッ、人間の体が焼けた匂いが鼻につく。 イヤな匂いだぜ。 ていうか、いつのまに沙羅曼蛇を装備していたんだよ。 消えると同時に俺から奪ったとしか考えようがないがな。 「…フゥー。これであらかた片付きましたわね」 「ルーナ、お前…」 一息をついてるルーナに近寄るとルーナは苦笑いした。 「あたしは簡単に人間を殺すことができる神姫ですわ…気持ち悪いですよね…」 俯き悲痛な声だった。 どうやら俺が人間を殺す神姫が嫌い、だと思っているみたいだ。 いつも人をチョッカイだして笑うルーナがこんな風になるんなんて。 心境的に辛いのだろうか。 でも俺が応える言葉はハナッから決まっている。 「ルーナはルーナだ。例え人間をブッ殺す神姫だろうが、俺はルーナの事が好きだ」 「ダーリン…」 「それにシャドーみたくむやみやたらに人間を殺さないだろ。ちゃんとした常識があるんだからルーナの事を嫌ってりしないぜ」 俺は右手をサムズアップして、いつものニヤリ顔をルーナに見せる。 するとルーナは俯きから顔を上げて。 「あたしはダーリンにこんなにも愛されて…幸せ者です!さぁ、行きましょっ!!アンジェラスお姉様がいる所へ!!!」 ルーナが元気よく先導する。 どうやらルーナはいつも通りのルーナに戻ったようだ。 そして俺は戦闘に疲れきったクリナーレとパルカを胸ポケットに入れルーナの後を追う。 後は残り一人! 待ってろよ、アンジェラス! 「(c) 2006 Konami Digital Entertainment Co., Ltd.当コンテンツの再利用(再転載、再配布など)は禁止しています。」
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第五話「プラモ」 「正直…プラモ狂四郎に習ってきたら?」 タミヤ製F-4EJの1/144のプラモを見ながら、ヒカルは言った。 このファントムはつい昨日に製作した出来たてホヤホヤである。 …買ったのは去年だったりするが 「しょうがないだろ、本格的に作ったのは初めてなんだから」 形人は小学生の頃からベストメカセレクションのガンプラを作っているくらい。プラモ好きであった。 その他にも、宇宙戦艦ヤマトやマクロスなど、とにかく色々作ってる。 作ってないのは戦車と城などの建造物くらいだ。 「ねえ、今度はクルセイダーと90式を買ってよ」 「バカ言え!もう小遣いはスッカラカンだ!」 「紙ヤスリ(300円)と缶スプレー(ミディアムシーグレイ、400円)買っただけで無くなるってのもどうかな…」 「いつも言ってるだろ、小遣いは月3000円だって!」 ちなみにF-8クルセイダーは1200円だったりする。 何となく、シン・カザマ(初期)みたいな心境… 「オマケに継ぎ目は残ってるし、デカールだって機体横の国籍マークを台無しにしてるし…」 「でもってアンチグレア塗装もトチってるってか?」 「そこまで言ってないよ…、…思ったけど」 「やっぱりかい」 「クルーセイダーを買うよか、積んであるマクロスのキット(アリイ製復刻版)を組むのが先だろうが」 「まあね」 笑いながらヒカルはふと、形人の左手を見た。 スプレー塗料の使用により、グレーに染まった爪。 傍から見て、目立つ。 「ねぇ形人…、身体大丈夫?」 「ん?、…少し、頭が痛いかな…」 「そう…」 「寝れば治るさ」 「薬は?」 「もう飲んであるよ」 「形人、もう寝たら?、明日も早起きするんでしょ?」 「あ?、ああ」 「じゃあ寝てよ、寝坊して迷惑するのは形人だけじゃないんだから…」 「わかったわかった、寝るよ」 「何でくまを持ってここに居る?」 「私も一緒にねる」 「バッテリーは?」 「充電不要のメモリ9、昼間に寝てたから」 「そうかい、じゃあおやすみ」 「おやすみなさい、形人…」 形人もヒカルも、すぐに深い眠りに落ちていった。 二人の夜は、早い。 次回予告 え?今回の担当僕? 突然だけど、目が見えないってゆうのは、非常に怖いよね。 次回「風間の神姫」…であってるよね?(N:風間) 武装神姫でいこう!?に戻る トップページ
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武装解説 白兵、射撃等の手持ち武装、搭載武装、防御装備を一括りにして武装として扱います。 武装には、「非準備状態」と「準備状態」の2つの状態があります。 非準備状態について 装備している武装が即座に使えない状態を指します。 主に鞘に剣が納められている、ホルスターに銃が納められている等の状態です。この他にも剣を振り抜いた隙や銃の弾切れなどの状態も含みます。 非準備状態の武装を使用できるようにするためには「準備状態」にする必要があります。 補助セグメントで「武装の準備」を宣言し、武装を選択することで準備状態にすることができます。 武装を非準備状態にするのは任意のタイミングで行えます。 準備状態について 装備している武装を即座に使える状態を指します。 手持ち、腕・肩のジョイント、バックパック等、様々な所に武装は装備できますが、準備状態にしておける武装の数は原則として2つまでです。 3つ目の武装を使うために準備状態にする場合、既に準備状態となっている2つの武装のどちらを「非準備状態」にする必要があります。 なお、ゲーム開始時には2つの武装を準備状態にして開始できます。 命中効果について 攻撃が命中した際に「~」状態になります、あるいは「~」効果と表記される場合があります。 これを命中効果と呼びます。様々な効果が有り、ゲームを盛り上げてくれます。 武装表の見方と用語解説 ①名称 ②有効範囲 ○○~○○cm ○○ ③ダメージ 1D3+○ ④解説・備考・〈武器特性〉 ⑤*〈特殊武器特性〉 ①名称 ②有効範囲 ○○~○○cm ○○ ③ダメージ 1D3+○ ④解説・備考・〈武器特性〉 ⑤*〈特殊武器特性〉 ①名称 武装の名称です。 ②有効範囲 武装の攻撃範囲を示します。 「○○~○○cm」は攻撃範囲の最低射程距離~最大射程距離を示し、その後ろの「○○」は攻撃範囲の形状を示します。 自ユニットと目標ユニットの計測点同士を結んだ直線が攻撃範囲の基準となる射線になります。 この射線に武装の有効範囲を当てはめた範囲が攻撃範囲となります。 攻撃範囲の形状は以下のようになります。 ・形状「幅左右○○cm」 射線を左右それぞれに指定された幅分移動させた辺を持つ矩形が攻撃範囲となります。 幅の指定は左右どちらか一方の場合もあります。 ・形状「左右○○°」 射線を左右それぞれに指定された角度分振った扇状が攻撃範囲となります。 ・形状「半径○○cm」 攻撃目標の計測点から指定された半径の円形が攻撃範囲となります。 ③ダメージ 攻撃が命中した際、目標ユニットに与えるダメージです。 「1D3」はダイスを振り、出目が1・2なら「1」、3・4なら「2」、5・6なら「3」として扱います。 「+○」は固定値で1D3により決定した値に加算し、その合計が相手に与えるダメージとなります。 ④解説・備考・〈武器特性〉 武装に関する解説と武器特性です。 武器特性は〈〉内がその名称で続いて内容効果が記述されています。 主に武装の使用制限やダメージと共に目標ユニットに与える「命中効果」が記載されます。 ⑤*〈特殊武器特性〉 「*」の付いた武器特性は特殊武器特性です。 チップ効果の「○○系武装の特殊武器特性が使用可能になる」を選択する事により使用可能になります。
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神姫ちゃんは何歳ですか? 登場人物&登場神姫設定 登場人物 香田瀬 健四郎 (かたせ・けんしろう)22歳 本編の主人公。大学でロボット工学を専攻していたところを水那岐にスカウトされ、大学を中退して國崎技研へと入社する 所属は技術部1課。入社時に頓挫していた「白雪姫計画」を完成へと導いた功労者 所有する神姫「ユキ」を家族として接し、甘すぎる生活を謳歌している幸せ者 斗小野 水那岐 (とおの・みなぎ) 27歳 國崎技研技術部部長にして國崎技研の所属する斗小野グループの会長の孫娘 女子高生にしか見えない容姿とノンビリとした言動からは想像出来ない程の切れ者 人形師として有名だった國崎氏を説得し、國崎技研を設立させた立て役者でもある 健四郎の才能を見抜き、学生だった彼を当時頓挫していた「白雪姫計画」の実現の為にスカウトした 本来なら専務以上に就任しているはずだが、本人の「…部長って…いい響き…ですよね…」との発言により部長となっている。が、実際は社長以上の発言力がある 最近コスプレにハマってるらしい 愛澤 祐太 (あいざわ・ゆうた)25歳 健四郎の同僚。入社時期は同じだが、大学を卒業してからの入社な為、年上である 元々1課に属していたが、「第一期白雪姫計画」終了後、自らの提唱する「神姫と人とのコミュニケーション」を実現するために6課を設立した 新道 皐月 (しんどう・さつき)20歳 技術部1課に所属する健四郎の後輩 強烈なマシンガントークを繰り出す為、ツッコミチョップで失神させられること多数。微妙に不幸 健四郎に惚れ込んでいて、いつかお嫁さんにしてもらうことを夢見る乙女。ついに恋人に! 健四郎の恋人としてユキを認めている数少ない人(会社の人も殆ど認めているが) 以前は営業3課に所属しており、その頃は香田瀬を神姫の敵と嫌っていた。しかしムツキを通じて関わっているうちに、自分でも気付かないうちに香田瀬の本質を理解し、惹かれていっていた 南山(みなみやま)25歳 健四郎の同僚。名前を覚えてもらえない可哀想な人 國崎 観奈 (くにさき・かんな)12歳 國崎技研の社長、國崎悠人の娘 黒葉学園中等部に編入した 非常に明るくて活発。水那岐に懐いている 健四郎に思いが伝わり恋人になった 時代劇が好きで、それが言動にも現れている 國崎技研専属マスターでもあり、NY大会を制し世界ランキング72位になった実力者 永守 瑞歌(ながもり・みずか) 技術部2課所属。神姫用システムキッチン「グレーテル」の開発責任者 新道の技術1課への移動を推薦した一人 那俄世 良介 (ながせ・りょうすけ)30歳 技術部4課所属。源八郎の親戚筋 特殊武装を得意とするが、レギュレーション違反で使えない物が多い。主に警察に卸す対神姫犯罪用の特殊装備を制作している 三都衣 太牙 (みつい・たいが)29歳 技術部5課所属。衣装を作らせたら彼の右に出る者は居ないと言われている しかし、その衣装のデザインは彼に趣味に偏っている 香田瀬のそっち方面の師匠でもある 富士田 利之 (ふじた・としゆき)33歳 営業部部長。昔は相当モテたらしい 富士田 亜果梨 (ふじた・あかり)33歳 営業3課課長。利之の妻 國崎 悠人(くにさき・ゆうと)38歳 ※未登場 國崎技研の社長。元々は代々伝わる伝統工芸である人形を創る「人形師」であったが、水那岐に説得・出資されて会社を立ち上げた モノ創りにはこだわるが、基本的に大ざっぱな性格で、それが社風にもなっている 病気の妻、魅鈴(みすず)と元気一杯な愛娘の観奈(かんな)を抱える苦労人 那俄世 源八郎 (ながせ・げんぱちろう)享年88歳 ※未登場 現代に残る名刀工の家系の一人。昨年この世を去った。彼が作った刀のうち、特に優れた物は「ムラサメ」と呼ばれ、その切れ味はガーベラストレートさえ凌ぐ程だという 昨年に観奈の為に二振りの斬姫刀を鍛えそれを授けた。これが彼の最高傑作となったという。その切れ味は彼女の神姫の技量と相まって、切られたことにさえ気付かないと言われている。 今は息子源九郎が、師を超えるべく厳しい修行に励んでる 九羅侘 小百合 (くらた・さゆり)12歳 幼稚舎から黒葉学園に通っている少女。観奈の黒葉学園での最初の友達 立花 圭祐 (たちばな・けいすけ) 16歳 黒葉学園高等部2年・神姫競技部部員 次期部長候補の一人とも言われてたが、鳳凰カップに出場した5人のリーダーとして参加したが、全員予選落ちという結果にその地位が危ぶまれている 斉藤 (さいとう) 16歳 黒葉学園高等部2年・神姫競技部部員 腕は良いのだが、気の弱い性格が災いして立花にいいようにコキ使われている 内藤と工藤と合わせ「三藤トリオ」と呼ばれていたが、近接型の斉藤と違い射撃での支援を得意とする内藤と工藤に出世で置いて行かれてしまった 佐渡 魔琴(さわたり・まこと)13歳 黒葉学園中等部2年・神姫競技部部員 わがままでお調子者 腕は抜群に良いのだが、お調子者な性格が災いして立花におだてられていいように使われている よくミシオに窘められているが、反省が見られない 登場神姫 ユキ(マオチャオ型) 本編のもう一人の主人公。実験用素体として健四郎から様々な仕打ちを受けてきた可哀想な神姫 その後色々あって健四郎から認められ、家族として迎えられ、現在は恋人となった えっちを積極的にはしたがらない割りに、攻めるのが好き 事故で大破した為、素体を換装されている 純バトル用フレームパーツ「白雪姫シリーズ」をフル装備したその体は、主に健四郎との愛の確認に使われている 再生の際使われた素体がヴァッフェバニーの物だった為、通常のマオチャオとは異なり標準神姫サイズとなっている マイちゃんのもう一つの顔(M属性)を、愛澤以外で知る唯一の人物となったw ティール(ティグリース型)剣王(真鬼王)ファロン(ウィトゥルース型) 通常時 武装状態 武装分離状態 ティール 香田瀬の新たな神姫。起動前の事故で素体が大破してしまった為、『タブリス』へと換装された 香田瀬を父親と認識している。また、ユキ、ムツキ、ミチル、皐月、観奈、水那岐をママと呼び、花乃と火蒔里をお姉ちゃんと呼ぶ 多くののティグリースに見られる性格とは異なり、物静かな性格をしている バトルスタイルは銃撃メインであるが、ガン・カタのようなスタイルでの素早さを生かした格闘戦も得意 短時間なら炎機襲を使って飛行も出来る 必殺技は全火器による一斉射撃『ファイナル・シューティング』 ファロン 香田瀬の新たな神姫。起動前の事故で素体が大破してしまった為、『タブリス』へと換装された 香田瀬を父親と認識している。また、ユキ、ムツキ、ミチル、皐月、観奈、水那岐をお袋やかーちゃんと呼び、花乃と火蒔里をアネキと呼ぶ 多くのウィトゥルースに見られる性格とは異なり、少々大雑把な性格をしている バトルスタイルは二枚の防御シールドと重力制御による堅牢な防御、そしてサブアーム(炎虎甲)と怪力を駆使し7本の剣を操る超近接戦 離れていても炎虎甲を駆使し、一気に詰め寄る事が出来る 必殺技は『朱天煉獄堕とし』 ちなみにこの技を使えるのはビル☆サンダース(果糖機関)のランディを始め数人、真鬼王を装備しない状態で使えるのはファロンだけである ※事故に遭った際の電流のせいでか、二人は不思議な感覚で繋がっている 剣王(けんおう) 香田瀬がティール・ファロンと共に修復した武装 定番の組み替えにより単独で真鬼王形態となる事も出来る バトルフィールドに立てない香田瀬に代わって二人を守るのが役目。名前の「剣」は健四郎の「健」と掛けている 頭部にはぷちますぃ~ん程度の知性を持つAIが内蔵されており、会話も可能。分割時には各パーツに設けられた簡易AIによって独立して二人をサポートする 主な強化点は、各パーツの郡体ネットワークシステム、搭載バッテリーの変更、電磁ドライブの強化(超電磁ドライブ化)、炎虎甲への防御シールド発生装置の追加である バトルのサポート時には分割して『炎機襲・弾撃』と『インパルス・ディフェンサー』となり、二人を守る 背面武装は分離して支援機として使用可能。シングル戦の時には、装備されなかった方サポートメカとして随伴させ、必要に応じて組み替えたりもする マイ(ハウリン型) 愛澤の神姫。口数が少ない。 黒髪ロングにカスタマイズされていて、主に青紫のリボンでポニーテールにしている 基礎フレームを白雪姫シリーズの廉価版「白雪LMシリーズ」に換装されている 剣術とぷちマスィーンズによる戦闘を得意とし、その方面のテストに使われる マスターである愛澤を「祐太」と呼び捨てにしている。が、勿論ラブラブである えっちになると性格が変わるらしい(M属性) ムツキ(アーンヴァル型) 新道の神姫。髪型はショート 非常に大人しく、バトル不可能なほどである その割りにえっちの時は積極的 飛行特性がズバ抜けており、その方面のテストで大活躍している 背中のブースターが通常品から國崎技研製のイオンブースターに変更されている マスターである皐月を「さつきちゃん」と呼ぶ マスター同様、健四郎の事が大好きであり、めでたく恋人となった ※作者注・最初は健四郎の事を「センパイ」と呼んでいましたが「健四郎さん」と呼ぶようになりました(皐月の台詞と混同してしまう為)。いちいち修正してageるのもなんなのでそのままにしてあります ミチル(ストラーフ型) ※画像は作者手持ちのパーツで再現されたイメージです。実際は多少異なります(翼とか空牙とか) 観奈の神姫。マスター同様、明るくて活発な性格。そして容赦無い しかしえっちの時は受け身だったりする 健四郎と繰り広げていたドツキ漫才は彼女の愛情表現だったりする。現在マスターと共に健四郎の恋人となった 「白雪姫シリーズ」に換装され、かつ6枚の白い翼を持っている為「白い翼の悪魔」と恐れられている ミラージュコロイドが備わっており、ジャミング無しで相手から「消える」事が可能 画像投影機能を使い残像を出して相手を翻弄することも可能 (現在作品中では未使用だが、画像投影機能を使っての変身も可能) 基本装備として國崎技研製のライトアーマーとブーツ、そして後述の『ムラサメ・ディバイター』を使用している サブウエポンとして『苦内』を10本程度携行する事も多い(超硬合金製の物と爆薬が仕込んであり時限装置で爆発する物の2種類) 「ルシフェル」と言われると怒る。(水那岐以外に)「ちるちる」といわれるともっと怒る ライダー系装備をした神姫がさんざん時間掛けて準備しライダーキックを放った際、「さんざん時間掛けてキックかよ!」とキれ、逆にキックを放ち真正面から相手を粉砕した話はあまりにも有名 斬姫刀『ムラサメ・ディバイター』 観奈命名の特殊武器。名前の由来は「なんかカッコよさげだから」 二振りのムラサメブレードとセンターポールから成る。ブレードはそのまま使ったり、柄を連結してツインランサー状にして使ったり出来る。本来の形態はブレードの刃を外側に向け平行に配し、それをポールで接続してブレードスタッフとする。ブレード基部はフレキシブルに可動し、変幻自在な攻撃を繰り出す事が出来る ぷちマスィーン『ジャガー』 #ref error :ご指定のファイルが見つかりません。ファイル名を確認して、再度指定してください。 (新ジャガ.jpg) (写真は後述の『ネオ・ジャガー』) ミチルが使う犬型プチマスィーン。2弾発売後からずっとミチルと共に戦って来ている戦友 電子戦のスペシャリストで、ミチルの勝利を影で支える縁の下の力持ち 通常は小型四脚戦車のボディを持つが、現在は陽電子リフレクターのテストの為にやや大型のボディ(ネオ・ジャガー)へと変えられている このボディは、ビースト・ヒューマン・フライヤー・バードと4形態への変形が可能(フライヤー形態はジャガーと分離しても行動可能。バード形態はジャガーと分離しての活動のみとなる) ミチル同様ミラージュコロイドを装備。戦闘能力は無いが、情報収集能力が非常に高い 魔操剣『空牙』 (剣は紅い花の誇りとリンク) 鳳凰カップで対戦したクイントスに紹介して貰った魔剣匠「神浦 琥珀」に鍛えて貰った魔剣 刀身にルーン文字が刻まれたフォールスエッジの長剣に、蝙蝠の翼をイメージしたやや大袈裟な鍔を持つ 高速飛行能力があり、ミチルの意志により遠隔操作が出来る 剣自身も明確な意志を持ち、自立行動や会話も可能 「魔剣とはこうあるべき」という思考の元、やや威圧的な事を言ったりする。が、根はいい奴だったりする 花乃(かの) (ジルダリア型) 水那岐の神姫。普段は礼儀正しく大人しい性格 ただし、なんらかの理由により裏の高飛車な性格へと変わる事がある(ハイパーモード時は必ず) その原因はCSCの相性と言われているが、真偽の程は定かではない 基本的にデフォ装備で戦う 火蒔里(ひじり) (ジュビジー型) 水那岐の神姫。活発で明るい性格。自分の事を「ひじりん」と呼び、他人にもそう呼ぶ事を要望(強要)する 他人に変なニックネームを付けるのが好き 訓練中の事故により小破した為現在療養中。白雪LMへと換装されパワーアップ中。キュベレーアフェクションも形状こそ一緒だが、外殻は超硬合金へ置き換え、中身も一新しトータル的なパワーアップが図られる予定 砂姫(さき) (紅緒型) 神姫競技部部員・斉藤の神姫 鋭い剣筋が売りの侍らしい神姫 決して弱い訳では無いのだが、マスターの気弱さから強さを十分に発揮しきれない可哀想な所がある 神姫競技部の神姫には珍しく、斉藤に対し「仕えるべき主君」以上の感情を持っている ちなみに名前の由来は、作者が~姫って名前を考えてふと思ったもので、天獄の砂姫とは何の関係もない 立花の神姫 (サイフォス型) たぶん内藤と工藤の神姫同様、一発キャラのつもりなので名無し 本来はサイフォス型らしく剣術に秀でた神姫 特にパワーに優れ、並の相手なら防御した相手をそのままねじ伏せる事が出来る だが立花の作戦で重火器を装備させられる事が多く、その能力は搭載量の多さにしか生かされない場合も多い(射撃能力は並以下) 神姫競技部の神姫らしく、立花に対する感情は「仕える主君」止まりである ミシオ (ハウリン型) 神姫競技部部員・魔琴の神姫 普段は大人しめながらしっかりした性格から、魔琴におばさん臭いとか言われている(物腰が上品と言ってください) バトル時はGFFレジェンドガンダム流用の装備をしている (頭部は使ってない為、イーゲルシュテインは無い) 射撃、格闘共にこなすオールラウンダー 通常、そういうタイプは決め手に欠ける場合も多いが、ドラグーンを用いた戦闘により共に高いレベルを誇る 必殺技『ドラグーンストリームアタック』もトドメは相手に応じて射撃か格闘かを選択出来る ただし、この装備は膨大な電力を消費してしまう為、戦闘時間は短めである 目下の悩みは、せっかくドラグーンを隠しても、魔琴に叫ばれてしまう為バレバレになってしまう事
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春音、楽ね、狐 綾季、暢気、狸 夕暮れの境内は少しの寂しさ漂う不思議な空間ですね。こんばんわ、結です。 今日はご奉仕(他の神社のお手伝い)の為お知り合いの所に居ります。 いつもの場所とは違いますが何度か訪れているので慣れたものといったところで。 本日はこの神社で神前結婚が行われたのでそのお手伝いをしていたのです。教会での式が多い中でもやっぱり神前が良いとされる方って結構いらっしゃるのですよ? 三々九度用のお神酒を準備したり、雅楽の演奏家さん達のお世話、両家の方々への説明、等々一日中忙しかったですが充実していました。それに今日はご主人も一緒でしたしね。やはりマスターと共にあるのは嬉しいものなのですよ神姫は。 「ゆ~い~」 「はい?」 拝殿を向けばそこにはここにお住まいの神姫、忍者型の春音(はるね)さんが手招きしていました。 「どうしたのですか?」 「お茶にしようとね。綾季がお茶請けも用意するって」 「それはそれは。ご伴侶に与ります」 彼女は忍者型には珍しく表情豊かで気さくな方で、キャットテイルに手を加えたフォックステイルを常装しておられます。 そのフサフサの愛らしい姿に付いて母屋へと。中では種型の綾季(あやき)さんが準備万端待っておられました。 「待ってたよ~」 のんびりとした口調とポヤポヤした微笑みの癒しさんです。でも、とある禁句を口にすると・・・止めておきましょう自ら窮地に向かうなんて事は。所謂「普段温厚な方程怒ると恐い」それは神姫にしても同じって事です。 そうそう彼女も春音さん同様で、狸やアライグマを連想させる丸みを帯びた茶色い尻尾を常装してらっしゃるのですよ。お二人合わせて「狐狸神姫」、 私も加えれば「狐狗狸神姫」となる!とは彼女達のマスター談でして。 「縁側いく?今日は暖かいし」 「いいね~」 「では運びますか」 小さなお盆に乗せて縁側に行くとご主人と彼女達のマスター近藤直子さんが寛いでおられました。更に部屋に宮司さん達が宴会状態に。 「お疲れ様でした。結さん、春音、綾季」 「「「お疲れ様でした」」」 大学生の近藤さんは物腰穏やか、本職の巫女さんですし私の目標とさせて頂いている方です。 「狐狗狸さんも頑張ってくれたおかげで滞りなく式も進んだし、両家の方々もお喜びになったし、今日は良い日だね。ねぇ宗司さん?」 「んー、まぁな。しかし久々に神事の手伝いしたせいか肩こった」 コキコキと肩を鳴らすご主人、いつものお仕事と違う作業にお疲れのようです。 「ま、俺等よりも親父達の方が忙しかったろうけど、」 そこで言葉を切り振り替えられます。そこには混沌とした酒宴が・・・あっ、苦笑してますねご主人。 「疲れてる様子はねーな」 「ですね」 クスクスと微笑む直子さん。楽しそうです。 宮司さん達が大宴会をしている居間に戻りご飯を摘みつつ時間は過ぎていきます。 春音さんは直子さんの膝の上で寝そべり、綾季さんはその横でウトウトと、私はのんびりお茶に和んでます。 「ところで宗司さん、お願いしていたものは出来てますか?」 「完成したから持ってきてる。今から試す?」 「はい。春音、綾木準備して。結さんも手伝ってくれる?」 母屋の二階に直子さんのお部屋にて装備の品評会となりました。 「ほれ」 「ありがとう御座います。じゃっ、早速] 受け取った箱から出てきたのは武器でした。 「一応オーダー通りに造ったけど調整はまだだから。今からやる?」 「お願いします。先ずは春音からね」 言われた春音さんがテーブルの上へと、片方の武装を手にされます。 忍者刀[風花]くらいのそれは棍のような物、でも握りの部分に切り目が見えるので刃物らしいです。 「炎刀[狐火]。レーヴァテインの改造品でな、放熱を切っ先だけに限定してあるから刃自体の切れ味と強度は既存品以上」 見詰める私達にご主人の説明が入ります。 抜刀して振るうとその切っ先が少しずつ色付きやがて放熱、陽炎と炎が立ち上がります。 成る程、正に狐火です。それにこの陽炎が切っ先の炎と共になって間合いが取り難い、攻撃力と合わせてこれは強力ですね。 「良い感じ。でも納刀の時はどうするの?」 「一緒にこの篭手使ってくれ」 差し出されたそれは防寒用の手袋に似た代物です。 「うんうん、これなら熱くないね」 満足そうですね。ただ手袋装備では他の武装が制限されてしまいますが格闘戦主体の彼女ですし投擲は使えるので問題無いみたいです。 「次は綾季よ」 「は~い」 彼女の物はなんとも大きな槌でした。身の丈程ある柄に円柱の頭、見た目からして豪快な一品です。 「大槌[狸鼓]。衝突面に連動して内部で薬室(チャンバー)が作動、炸薬の爆発で対象にダメージを与えるようになってる。炸薬は5発でマガジン式だからバトル中でもリロードは可能で、頭の側面にそのスロットがあるから。排出もキャッチを押し込むだけにしてある」 何やら凶悪な仕様ですね。使う方が雅季さんなだけにミスマッチに見えますが彼女の戦法はパワー派なので合っているのですよこれが。 「見た目より軽いね~。ここにマガジン入れればいいんだね?」 「そうそう。キャッチはその横な」 「判ったよ~」 試し打ちに珈琲の缶を垂直に叩くいてみれば「ガァァン!」と轟音を発てて半分位の高さになってしまいました。・・・・確かこれってスチール缶ですよね?こ、これはなんともはや・・・・ 「一撃はデカイけど隙も相応だから使い所は難しいかな」 「ん~、そこは何とかするよ~」 ブンブンと重量武器を振り回す彼女、いつもの笑顔なのに癒されませんねぇ。 お二人とも満足されたご様子で何よりです。直子さんもご満悦のですし。 「流石ですね。いい仕事をされます」 「一応本職だし。それに趣味だとどうしても懲りたくなる性分なんでな」 最終調整とメンテ法の説明を済ませ評価会は終わりに。そのまま雑談の流れとなります。 「しかし、もう直ぐセカンド入りか」 「そうですよ。結構頑張っているのです」 直子さんとお二人はバトルに参加されていて現ランクはサードで次の公式戦で入賞(1~3位)すればセカンドに昇格となるそうです。 「新装備はその為?」 「流石にセカンド間際になると強さも高くなってくるもので。今使っているものでは辛くなってきたんですよ。既存の武装で勝てる方々はスゴイですよ」 ですね。武器という括り、格闘では殴る、斬る、突く、投射戦では撃つ、投付ける等行動としては同じでも自分だけの物を使えばその「力」が強くなるものですから。それが既存とオリジナルとの違い、でもどちらも一長一短です。それに使うには双方共に修練しなければいけないのは同じ事ですからその選択は当人次第です。 「それにオリジナリティーを出して活きたいですからね」 「そこがミソか」 周りとは違う装備という事での感情、衣服に対するそれと同じですね。 「で、公式戦はいつだ?」 「来週末ですね。秋葉原の神姫センターで行われるんです。良かったら見に来て下さいね」 「そうだな」 帰宅した頃には既に23時を過ぎていました。 「遅くなりましたね」 「親父達のせいだ。全く飲兵衛どもめ」 軽く呆れるご主人。あの後完全に酔ってらした宮司さんは奥さんと共にお泊りに。ご主人と私は明日の為に帰宅となったのです。 ・・・宮司さんご夫婦がいらっしゃらないので明日の神社はどうなっているのか気になりますか? その辺はご安心を。お昼過ぎには戻られるそうですから。 自室で寝間に着替えた私は机の上でネットを始めます。 来週末にあるという公式戦をHPから検索します。お友達の彼女達が出場するのですから気になってしまいまして。 「これですね」 朝方から始まるサードランクとお昼からのセカンドランク、日曜日にはファーストランクの試合もあるようです。 「結構早くからやるんだな」 「あ、お帰りなさいませ」 お風呂から戻られたご主人がマウスを操作し更に情報を。そのお顔は楽しそうです。 「見に行かれるのですか?」 「そのつもり。当日はお前さんも連れてくから」 試合を見たいのはやまやまですがお勤めがありますし・・・ 「休め。それでなくても毎日働いてるんだから偶には羽伸ばしても問題ない」 「ご主人が言われるのでしたら」 そう言いつつも尻尾は嬉しさにパタパタと振れていました。 「それに友達なんだろ?それの試合見に行くんだ神様も文句はないだろうさ」 言葉を締め括るご主人に深々と礼します。 「それではご一緒させて頂きます。沢山応援しますよ」 「そうそう。楽しみにしてな」 そんな会話をしつつ夜は更けていくのでした。 当日は早朝から願掛けをしておきましょう。 現在装備 巫女服 ×1 仕込み竹箒 ×1 玉串ロッド ×1 御籤箱ランチャー(改) ×1
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ウサギのナミダ 番外編 オリジナルの矜持 ~前編~ ◆ 蓼科涼子にとって、それは千載一遇のチャンスだった。 いつも四人組で行動している彼女は、今日はたまたま一人だった。 そして、いつも仲間たちと一緒にいるあの人も、今日は胸ポケットに自分の神姫を連れているだけ。 あの人は、いつものように、ゲームセンターの壁に背を預け、大型ディスプレイに映し出されるバトルロンドの様子を、見るともなしに見ている。 しかし、その視線は鋭い。 ときどき、独り言のようになにか呟いているのは、自分の神姫に何か意見を求めているのだろうか。 ストイックな人だ。 だが、涼子はそれが好ましいと思う。 とにかく、これは滅多にないチャンスだった。 二度とは訪れないかも知れない。 涼子はごくり、と唾を飲み込む。 緊張に背筋が伸びる。 胸に握り拳を当てて、深呼吸を一つ。 「よし」 心を決めて、一歩踏み出した。 はやる気持ちを抑えながら、涼子はゆっくりと、その人に近づいてゆく。 周りから横やりが入れられないよう、注意を払いながら……。 やがて、その人の前にたどり着く。 「……あのっ! すみませんっ!」 まずい。 声がうわずっている。 それに伴い、涼子の緊張が加速する。 目的のその人は、ゆっくりと涼子に視線を向けた。 まっすぐに、涼子を見る。 「ああ、君は……」 もちろん、涼子と彼は顔見知りだ。 だが、こんな風に差し向かいで、まっすぐに視線をもらうなんて今までになかった。 緊張が高まって、頭がクラクラする。 しかし、涼子は、勇気を振り絞る。 そう、こんなチャンスは二度と来ないのだから……! 「あのっ! 遠野さんっ! わたしを……弟子にしてくださいっ!!」 沈黙。 二人の間を、ゲームセンターの喧噪が流れていく。 「…………は?」 あ、こんな顔もするんだ。 その人……遠野貴樹は世にも間抜けな表情をしていた。 ◆ ことの起こりは、四人組の一人・園田有紀が、自分の神姫であるヴァローナ・タイプのカイに、新たな武装を与えたことだった。 「へぇ……純正ストラーフ装備ね」 「中古だったんだけどさあ、状態も良くて、格安だったんだよ。ちょっと予算オーバーだったけど、思い切って買っちまったい」 八重樫美緒の感心した声に、有紀は得意満面だ。 それも仕方があるまい。もともと有紀はストラーフ装備でパワーファイトすることを望んでいた。 資金の都合でライトアーマーの神姫を購入したが、ストラーフ装備と相性のいいヴァローナを選んだのも、将来を考えてのことだ。 ヴァローナ・タイプはストラーフ・タイプの姉妹機であり、武装の相性もいい。 いずれストラーフのフル装備を手に入れる、というのは有紀の口癖だった。 その思いは、『エトランゼ』久住菜々子と知り合ってから、ますます強くなっているようだった。実際、有紀はエトランゼのバトルに心酔している。 まさに、念願かなった、といったところだった。 有紀の神姫・カイも、はじめてのストラーフ装備に満面の笑みを浮かべながら、細かく動作を試していた。 心中穏やかでないのは涼子である。 涼子たちは、四人の中で対戦して遊ぶことがほとんどだった。 その四人のランキングは決まっている。 一番は八重樫美緒。彼女は頭脳的なバトルを得意としている。オールラウンダーであるウェルクストラ・タイプは、まさに彼女の神姫としてうってつけだった。 四人の中ではダントツの強さを誇る。 二番目は、蓼科涼子と園田有紀で争われている。 有紀の神姫・カイは、猪突猛進のパワーファイター。 涼子の神姫、パーティオ・タイプの涼姫は機動力を生かしたヒットアンドアウェイを得意としている。 二人の実力はほぼ拮抗していたが、最近、涼子はあまり勝てなくなってきていた。 特にスランプというわけではない。 だが、以前のように勝ちに行けなくなっている。 状況打破のため、新装備の導入も考えてはいるが、いかんせん、女子高生の限られたお小遣いの中では、なかなか手が出せるものではない。 そんな状況での、カイの新装備導入である。 涼子は焦った。 このままでは、美緒と有紀に追いつけなくなってしまう。 自分の涼姫も、なんとか新しい装備や新しい戦い方を模索して、強くならなければ。 ちなみに、ポモック・タイプのモナカのマスターである江崎梨々香は、勝敗にこだわらない。装備もデフォルトだし、勝っても負けても楽しそうにしている。なので、涼子は、目下のライバルは有紀だと思っていた。 □ 「ですから、装備や戦い方のアドバイスをいただきたいんです。お願いします!」 「……なるほど。詳しいいきさつはわかった。だけど、なあ……」 ポニーテールがトレードマークの少女は頭を下げた後、必死の視線で俺を見つめてくる。 困った。 彼女の気持ちは、わからないでもない。 蓼科さんはバトル指向の持ち主だから、バトルをやるからには勝ちたいと思うのも、自然な話だ。 だが、だからこそ、俺に持ちかける相談じゃないと思うんだが。 「……俺とティアは大して強くないし、勝敗にもこだわってない。君の相談からはかけ離れてると思うんだけど」 「ご謙遜を。クイーンに敗北を認めさせた神姫のどこが強くないって言うんですか?」 俺は苦虫を噛み潰した。 そういう風評は、俺にとっては何の価値も持たない。 「だったら、久住さんにお願いした方がいいんじゃないか? 『エトランゼ』の異名をとる彼女は、俺よりずっと経験が豊富だし」 「あ、菜々子さんはダメです」 「なぜ?」 「有紀が、菜々子さんに弟子入りする! と息巻いてまして……」 なるほど。 確かに、エトランゼに憧れていて、しかもストラーフ装備を手に入れたなら、久住さんに教えを乞うのはもっともなことだ。 しかも久住さん自身、ストラーフ装備には特別な思い入れがあるから、園田さんの願いを無碍に断ることはあるまい。 「それに、わたしはティアの戦い方に憧れています。高速機動で相手を翻弄し、軽量装備で渡り合うスタイルは、わたしが目指すスタイルなんです。だから、遠野さんに是非教えを乞いたいと」 ううむ。 残念ながら、蓼科さんの言っていることは筋が通っている。 似たようなスタイルの武装神姫プレイヤーから教えを乞いたいと思う気持ちは分かる。 だが、オリジナル装備を使う、俺のような神姫プレイヤーは、他人にアドバイスするのが難しい。 公式装備なら、同じ装備を使う神姫に有効なアドバイスもできるだろう。公式装備は量産品であり、基本的な性能も大きくは変わらない。 オリジナル装備というのは、他人が使わない唯一無二のものだ。 だから、俺がティアの装備について語ることは、ティアにしか通用しない。他の神姫の参考にはならないのだ。 公式装備こそは正統派であり、オリジナル装備はむしろ邪道なのだ。 だからこそ、レギュレーションを満たさないオリジナル装備は、公式大会には参加できない。 蓼科さんは教えて欲しいと言うが、俺には有効なアドバイスが出来るとは、まったく考えられないでいる。 しかも、下手なアドバイスをすると、彼女を邪道に引き込んでしまいかねないのではないか。 俺が腕を組んで思い悩んでいると、蓼科さんは上目遣いで俺を見て、言った。 「だめ……ですか?」 くそっ。 どうして女の子という生き物は、男の防御を無効にするずるい攻撃ばかり持ち合わせているんだ。 蓼科さんたち四人の少女は、いずれも、大城が知り合いになれたことを大喜びするくらいに、美少女ぞろいだ。 そんな可憐な女の子に見つめられて、お願いされて断る手段を、残念ながら俺は持ち合わせていなかった。 俺は降参の溜息をつきながら、言った。 「……わかった。アドバイスくらいなら、してもいい」 「ほんとですか!?」 「でも、俺に言えることなんて、観念的なものになると思うし、あまり参考にならないかも知れないけど」 「いいです、それでも。よろしくお願いします!」 頭を下げ、にっこりと笑う蓼科さん。 ……正直、可愛い。 どうにも困った俺は、彼女から視線をはずし、うつむき加減で言った。 「それじゃあ、とりあえず一戦しよう」 「え?」 「君の神姫の現状が知りたい。バトルするのが手っ取り早いからね」 「わかりました。やりましょう……真剣勝負でお願いできますか?」 「もちろん、そのつもりだ」 ◆ バトルのレギュレーションを簡単に打ち合わせて、空いている筐体に向かい合って座る。 バトルの設定は、ライトアーマー戦。フル装備のバトルとの違いは、武装が限られること。サイドボードの容量も、フル装備のバトルよりずっと狭い。 ティアはいつもフル装備のバトル設定だが、今回は涼姫に付き合ってくれるようだ。 フィールドは、おなじみの廃墟ステージ。 そのステージもライトアーマー設定ということで、ずっと狭かった。 「嬉しそうですね、涼子」 鼻歌など出てきそうなくらいにニコニコしている自分のマスターにそう声をかける。 「もちろんよ。だってあの『ハイスピードバニー』が全力で相手してくれるのよ? 今の実力でどれほど通用するのか……勝てないにしても、一矢報いてみせるわ」 最近、勝率が落ちてきているのを棚に上げて、そううそぶく。 フル装備が許可されている無差別級で戦う神姫とは言っても、武装は所詮ライトアーマー並なのだ。 ライトアーマー級の俊敏さを生かせば、少しは勝負になるだろう、と涼子は踏んでいた。 準備を終えて、向かいに座る遠野を見る。 ヘッドセットに何事か囁いている。 この試合の作戦だろう。 自分を相手にどんな作戦を立ててくるのだろうか。 涼子は、緊張を感じると共に、少し楽しみでもあった。 双方とも準備が終わる。 同時に、スタートボタンを押した。 バトルロンド、スタートだ。 ◆ 涼姫は、廃墟になったビルの屋根から屋根へと飛び移り、駆けている。 パーティオ・タイプは身の軽さが信条。 この程度は朝飯前だ。 涼姫はビルの屋上から、ストリートを伺う。 ティアの装備はローラーブレードのようなレッグパーツだから、まずはストリートに姿を現す、と思う。 こっちが身を隠しながら戦うのは分かっているだろうから、誘いに来るはずだ。 はたして、ティアは現れた。 広いメインストリートを大きく使って、ジグザグに疾走している。 「見つけました」 『よーし、近付いてきたら、突撃よ! まずはM573でティアの足を止めて!』 「了解」 涼姫は、基本的にノーマルのパーティオの装備である。 ただ、左腕の装備のみ、ポモックの射撃武器「PML-01 ポモスバーグM573」に換装してある。 M573を撃って足を止め、涼姫得意の接近戦に持ち込む。 これが涼子の考えた戦術だった。 装甲の薄いライトアーマー相手なら、十分に実用的な戦術。 ライトアーマー並の装備であるティアにも、当然通用するはずだ。 ティアは、涼姫のいる廃墟のビルに接近してきた。 ビルの前で方向を変えようとする瞬間、そこを狙って、涼姫は飛び出した。 「はああああぁぁっ!!」 ビルの屋上から落下しながら、ティアを狙い撃つ。 しかし、銃弾は地面の砂埃に消える。 断続してティアを撃つが、そのことごとくを華麗なステップでかわされた。 涼姫が着地する。 ティアはターンの最中で明後日の方角を向いている。 だが油断はしない。 目視せずとも狙い撃てるのがティアだ。 こちらを向いていたサブマシンガンの銃口が火を噴いた。 予想通り。地を蹴って回避する。 こちらも再びティアを撃つ。かわされる。ティアは止まらない。 「……はい!」 小さな返事が聞こえた。 マスターの指示に応えたのだろうか。 ティアは涼姫を見据えると、今度は鋭く方向を変えて走り出した。 速い! 涼姫は左腕の銃口でティアの姿を追う。 □ 予想通り、涼姫はティアの姿を追って、銃身を振り始めた。 涼姫の装備を見てすぐに、彼女の装備の弱点が分かった。 おそらく、クレバーなバトルを得意とする八重樫さんは気が付いているだろうし、園田さんも無意識のうちにバトルの流れの中でその弱点を突いているのだろう。 勝率が上がらないのも仕方のないところか。 このバトルは蓼科さんと涼姫の実力を見ることが目的だから、その弱点を遠慮なしにあぶり出すことにした。 ティアに出した指示は一つ。 涼姫の左後方に回り込むこと。 これだけで、涼姫は思うように戦えなくなるはずだ。 ◆ 「くっ……」 涼姫は焦っていた。 どうにもティアを捕らえることが出来ない。 ティアが涼姫の左側に回り込み始めたときから、M573の射線を彼女に合わせられないでいる。 涼姫が銃口をティアに向けたときには、すでに彼女はまたさらに左側に回り込んでいるのだ。 一度間合いを切るべく動いたが、ティアの高速機動ですぐに左後方を取られる。 かくて涼姫は、反時計回りに身体を回転させながら、ティアを追う形になった。 当たらなくてもいい。 かすめる程度にティアを撃てれば、あのやっかいな足を少しでも止めることができるはずだった。 しかし実際は、かすりもしない。 相手の足を止めるどころか、相手に振り回されて、自分の方が足を止めている。 「え……?」 涼姫はそこでようやく気が付いた。 機動力が持ち味の自分が、動けなくなっていることに。 はっ、となって、改めてティアを狙う。 しかし、既に遅かった。 身体を回転させて、ティアを視界に入れたとき、彼女は既に至近に潜り込んでいた。 「うわっ!」 間近に見えるティアの顔。 身体の回転にようやく追いついてきた左腕を向ける。 しかし、ティアは涼姫の銃口を跳ね上げた。 間髪入れず、がら空きになった涼姫の身体にサイドキックを打ち込む。 「きゃあああああ!!」 地面の上を二転、三転、ストリートの片側まで飛ばされて、ようやく止まった。 涼姫は、蹴りを喰らったおなかを押さえて、立ち上がる。 不思議とダメージは少ない。 手加減されたのだろうか。おそらくそうだろう。 とどめを刺すならば、蹴りの代わりに、左手に握ったコンバットナイフを突き立てればよかったのだから。 涼姫は再び、左腕を持ち上げる。 どんなことをしても、ティアの足を止めなくてはならない。 『姫! 大丈夫!?』 「涼子……なんとか、戦えます」 『よかった……それじゃあ、ビルの壁を背にして、M573を構えなさい。死角を減らして、ティアの動きを絞るのよ』 「わかりました」 涼姫は涼子の指示に従い、すぐさま背中をビルの壁に着けた。 そして右腕のPTR-01のブレードを展開して脇に構え、左腕のM573を正面に伸ばす。 その銃口が示す先。 ティアが立っていた。 □ 涼姫の行動は、ある意味では正解だ。 壁を背にされれば、どんな神姫でも行動は格段に制限される。 しかし、その戦法が許されるのは、真っ正面の攻撃に絶対の自信を持つ神姫だけだ。 涼姫のように軽量武器しか持たない神姫では、自らの行動をも制限し、逆に不利になる。 しかも相手はティアである。 地上型とはいえ、機動性では後れをとらない自信がある。 蓼科さんに、考えの浅さを思い知らせるとしよう。 俺はティアに指示を出すべく、ヘッドセットをつまんだ。 ◆ ティアは背を伸ばし、涼姫の正面に立っている。 美しい立ち姿。 激しい躍動への予感をはらむ、たたずまい。 リラックスした状態でありながら、一分の隙も見いだせない。 涼姫は急に自分が小さく感じられた。 涼子は「ティアの行動を制限する」と言ったが、本当に制限できているのか? ティアは地上型だし、真っ正面に立っているならば、左右どちらかに動くとしか考えられない。 しかし、ティアに射撃が当たるとも思えないのだった。 構えた左腕があまりにも心細い。 ティアが構えた。 動く。 ティアの身体はスライドするように、先ほどとは逆で、涼姫の右側に回り込んできた。 涼姫はあわてて、M573を放つ。 当たらない。 銃口でティアを追う。 しかし、すぐに追えなくなった。 身体が邪魔で、左腕を右に振ることが出来ない。 ティアを追うためには、背中を壁から離さなくてはならない。 涼姫は身体を離し、ティアを正面から捕らえようとした。 ティアは涼姫を回り込み、壁際までやってくる。 そうなれば、ティアも速度を落とし、壁際で対峙できるはずだ。 しかし、ティアは速度を落とさない。 壁に激突する! そう思った瞬間、黒兎の身体がかき消えた。 「!?」 壁に激突したのではない。 レッグパーツのホイール音はいまだこだましている。 ならば……。 涼姫は思い出す。 そう、ティアは壁の上などものともせずに走れる神姫だ。 だとすれば、いま、ティアは、壁を走っている! 涼姫の予測は当たっていたが、遅すぎた。 ティアは涼姫の頭上を越え、その背後に着地した。 その気配を感じ、振り向こうとしたが、できなかった。 ティアは涼姫の左腕を取ると、それを頭上に上げるようにして押さえ込み、そして身体を密着させて、ビルの壁に涼姫を押しつけた。 凶悪に輝くコンバットナイフの刃が涼姫の眼前につきつけられる。 目を見開いたまま、身動きのとれない涼姫。 彼女が見つめる白銀の刃の先。 ティアが、なんだか困ったような顔をしていた。 □ 一戦終えた後、俺はゲーセンの壁際で缶コーヒーを飲んでいる。 一口飲んで、ちらりと隣の蓼科さんを見る。 がっくりとうなだれ、ひどく落ち込んでいた。 ……やりすぎただろうか。 でも、真剣勝負だと言ったのは彼女なのだから、仕方がないと思う。 「まさか、あんなにあっさり……」 「まあ……今回は真剣勝負だと言うんで、遠慮なく弱点を攻めたし」 「ううう……」 蓼科さんはますます落ち込んでしまった。 どうも彼女は、涼姫の弱点に気が付いていなかったらしい。 涼姫が左腕に装備したM573は、長所でもあるが弱点でもある。 片腕に射撃武器を装備し、それを撃って相手を牽制し、もう片腕の近接武器で接近戦に持ち込む。 この戦術自体はオーソドックスだ。 しかし、蓼科さんはその戦術にばかり固執している。 だから攻撃は単調になるし、涼姫の足を止めるようなミスを犯す。 「まあ、オーソドックスな戦術だから読みやすいっていうのはあるけれど」 「……いつ弱点に気付いたんですか?」 「スタート直後、涼姫の装備を見たとき……かな」 「そんな早くですか……!?」 蓼科さんは、またがっくりとうなだれる。 そこまで落ち込まれると、俺にも罪悪感が溢れてくるんだが。 俺がどうやって声をかけようか、困っていると、 「……オリジナル装備って……どうやって思いつくんでしょうか……」 そんなことを呟いた。 いやだから、お勧めしないと言っているんだが。 「それは人それぞれだろうね」 「遠野さんは、どうやってティアの装備を思いついたんですか?」 「ああ……俺、スキーやるから」 スキーは、俺の唯一と言っていい、スポーツの趣味だ。 雪上を滑走するあの興奮と開放感は何物にも代え難い。 「だから、フリースタイルみたいな動きの出来る神姫がほしいと思ったんだ」 「なるほど……」 「俺はあんまりオリジナル装備を使う神姫プレイヤーに会ったことはないけど……みんなそうじゃないかな。 自分の趣味や興味のあるもの、あるいはインスピレーションで自分が突き詰めたいと思ったスタイルを実現するために、オリジナルの装備を用意するんだ」 公式装備に、それを実現するものがあればいい。それが最良だ。 だが、なければ作るしかない。 オリジナル装備を使う者は、公式装備のメリットを捨てても、自分のスタイルを貫こうとする者たちだ。 ゆえに、求道者であり、邪道を行くものなのだ。 「……もし、わたしがオリジナル装備を思いついたら……作るの手伝ってくれますか?」 「……オリジナル装備は邪道だし、茨の道だ。 それでもなお、君がオリジナルでいきたいというなら……その時には協力しよう」 蓼科さんはようやく顔を上げると、にこりと笑った。 ◆ 高い空に、鐘が鳴り響く。 「あー、終わった終わった!」 うーん、と伸びをしながら立ち上がったのは、園田有紀。 彼女がそうして立つと、もともとの長身がさらに高く見える。 終業のチャイムを合図に、クラスメイトもそれぞれに立ち上がり、解散していく。 高校生の放課後はなかなかに忙しい。 有紀は、帰り支度をしている仲間の一人に声をかけた。 「美緒~。ゲーセン行くだろ?」 「ええ、そのつもり」 「じゃあさ、今日は特訓に付き合ってくれよ、みんなでさ」 「特訓? なに?」 「もっちろん、カイの新装備さ! こないだ、菜々子さんに手ほどきしてもらってさ、いろいろ教わったんだよね~」 はすっぱな有紀の言葉に、美緒は苦笑する。 有紀のエトランゼに対する心酔は、美緒たちの憧れとは少しベクトルが違う。 そのバトルスタイルに惚れ込んでいるのだ。 「いいわ。付き合うわよ。みんなも行くでしょ?」 いつもの仲間である、他の二人に視線を向ける。 江崎梨々香は、はいはい、と手を挙げて、 「わたしも行くよ~!」 とにこやかに笑った。 彼女の神姫・モナカはポモック・タイプなのだが、性格や雰囲気が、マスターによく似ている。 「……ごめん、わたしちょっと用事があって図書館に行かなくちゃいけないから……今日はみんなで行って」 もう一人の仲間、蓼科涼子は、トレードマークのポニーテールを揺らしながら立ち上がった。 美緒は驚きを隠せない。 涼子は四人の中でもバトル好きだ。 有紀をライバル視しているにしても、気心知れた仲間だから、有紀の申し出を断るようなことがあるはずはなかった。 「涼子……?」 「……気にしないで、ほんと。ちょっと調べものがあって、ね。だから、今日はごめん」 涼子は荷物を肩に掛けると、そそくさと教室を後にした。 残された三人は、顔を見合わせた。 はたして、涼子は学校の図書館で本を開いていた。 机の一角を占領し、十冊ほどの本がうずたかく積まれている。 一冊ずつぱらぱらとめくっては、机にいる彼女の神姫と何事か話をする。 気を遣って、できるだけひそひそと話しているが、つい声が高くなったときなどには、図書委員に厳しく注意されていた。 「なにやってんだ、ありゃ……」 有紀が呆れ気味に呟く。 バトル派の涼子が、試験前でもないのに、ゲーセン行きを断ってまで、図書館で調べもの。 気にならない方がおかしい。 そう思って、涼子の様子を物陰から盗み見る美緒たちだった。 だが、何をしているのか、さっぱりわからない。 「生物図鑑に乗り物図鑑、百科事典に航空写真集……?」 涼姫と一緒にそれらの本を見ているということは、神姫がらみなのだろうけれど。 ときどき、わしわしと頭を掻きながら、それらの本を一心不乱にめくる。 その様子に声をかけることもためらわれて、三人はそっとその場を後にした。 ◆ 「そう簡単に見つかるもんじゃないわね……」 帰り道。 図書館で閉館まで格闘していたが、今日も成果はない。 日はとっぷりとくれて、あたりは既に夜だ。 図書館に通って四日。 オリジナル装備のヒントを掴もうと必死だったが、芳しい成果はない。 武装神姫の多くにモチーフがある。 アーンヴァルは天使だし、ストラーフは悪魔。犬、猫、兎、海豚、カブトムシ、クワガタムシ、戦車に飛行機……様々なものの意匠を装備に取り込んでいる。 そうした公式装備に使われていない何かを探そうとすれば、おのずと範囲は狭まるし、自分の好みともなかなか合わない。 昆虫図鑑とかも目を通したが、涼子には十分グロテスクな写真群に、正直引いた。 「そう簡単に見つからないって、遠野さんも言ってましたよ。気長に行きましょう」 涼姫は前向きだが、涼子は焦っている。 こうして、自分のスタイルを探している時間は、全くの無駄ではないのか。 この間にも、有紀のカイも、美緒のパティも強くなっているはずなのだ。 図書館通いなんて続けるより、装備を妥協しても試合をする方が強くなれるのではないか。 だが、同時に、その妥協を決して許さない自分がいる。 今のスタイルは付け焼き刃の仮のものだという意識が強い。 だから、いつかはこうして自分のスタイルを模索しなくてはならない。 それが今だというだけなのだ。 焦りを募らせながらも、無意味とも思える調べものを続けなくてはならない。 涼子は深くため息をついた。 「ただいま……」 「おかえりー」 家の扉を開け、気のない挨拶をすると、これまた気のない返事が返ってきた。 靴を脱ぎ、ポニーテールを揺らしながら、リビングへと向かう。 「雄太……また映画?」 気のない返事をしたのは、涼子の弟だ。 彼は最近、映画にはまっていて、古今東西の映画を、ムービーチャンネルの配信サービスで見まくっている。 もっとも、原作付きやアクション映画ばかりなのだが。 今も、古い映画を、家のメインのテレビを占領して鑑賞中だった。 「うん~。面白いんだよ。姉ちゃんも見れば」 「いやよ。あんたが見てるの、古いのばっかりなんだもん」 涼子はキッチンの椅子の上に鞄を置くと、グラスに牛乳をあけて、飲み干した。 弟は夢中で映画に見入っている。 何がそんなに面白いのやら。 涼子は横目でテレビの画面を見た。 弟が好きそうな、アクション映画だ。 アメリカの高層ビル街が映っている。 興味なさげに、視線を逸らそうとした、次の瞬間。 一人の奇妙な男が、高層ビルの間をふっ飛んで行った。 赤と青の、趣味の悪いボディスーツを身に纏い、ビルの谷間をすいすいと駆けていく。 涼子は画面に釘付けになった。 羽を付けて飛んでいるのではない、その独特の動き。 まさにビルの谷間を「すり抜ける」というのがふさわしい。 彼は、摩天楼を縦横無尽に駆け回る。 「こ、これだーーーーーっ!!」 画面にかぶりつきになった涼子と涼姫は、同時に声を上げた。 突然叫び出した姉に、弟はどん引きしている様子だが、そんなことはかまっていられない。 弟の肩をつかんでぐらぐら揺さぶりながら、勢い込んで尋ねる。 「ちょっと! この映画なに!? 何の映画!?」 「ア、アメコミの有名なヒーローだよ……三十年くらい前に実写化されたやつ。その二作目」 「二作目って……何作あるのよ?」 「四作か、五作かな……」 「全部見られる!?」 「今週、アメコミヒーロー映画特集が配信中だから、たぶん……」 「はじめから! 一作目から全部見るわよ!!」 「ええ~? 俺、もう見たんだけど」 「弟のくせに文句言わない!」 雄太は、横暴だ、と思った。 いつもはクールな姉であるが、一度スイッチが入ると手が付けられないのは、幼い頃から身に染みている。 結局は雄太があきらめ、そのシリーズを頭から全部一気に鑑賞する羽目になった。 涼子は晩ご飯もそっちのけで、映画に夢中になった。 気が付いたときには、家の中は真っ暗で、家族はみんな寝静まっていた。 涼子はまだ制服も着替えていなかった。 □ 土曜日。 いつものようにティアを連れて、公園に散歩に出かけ、それからゲーセンに向かうその途中で、蓼科さんから電話があった。 『ちょっとこれから、相談に乗ってほしいんですが!?』 勢い込んでしゃべる彼女に、俺はちょっと気後れする。 だが、約束は約束である。 ゲーセンではゆっくり話すことも出来ないということで、いきつけのミスタードーナッツで待ち合わせることにした。 俺が店の入り口をくぐると、奥に座っていた蓼科さんが立ち上がり、一礼するのが見えた。 アメリカンコーヒーだけで席に着いているのを見て、俺は余分にドーナッツをトレイに乗せ、会計して、蓼科さんの向かいに座った。 「甘いものは大丈夫だよね?」 「あ、はい、すみません……」 好きなものをどうぞ、というと、一番安いオールドファッションにおそるおそる手を伸ばす。 甘いものとコーヒーは、不思議と心を落ち着かせる。 興奮気味に見えた蓼科さんも、心が整理できてきたようだ。 「目が赤いけど、大丈夫?」 「……二日ほど寝てなくて」 頭を掻きながら苦笑する蓼科さんに、俺は呆れた。 あの電話のテンションを二日も維持してたのか。 お互い一つずつ、ドーナッツを食べたところで、蓼科さんが本題を切り出した。 バッグからレポート用紙の束を取り出し、俺に差し出す。 「……これは?」 「やっと思いついた、オリジナル装備です。アドバイスしてもらいたくて」 装備の概要がレポート用紙数枚にまとめられている。 まだアイデアのラフの段階だが、イラストで図解されており、なかなかわかりやすい。 俺は一度ざっくりと目を通した後、じっくりと読んだ。 時間にして五分くらいだろうか。 蓼科さんは緊張した面もちで俺を見ている。 「……よくまとまってると思う。実現性が高いとすれば、B案の方かな」 「ほ、ほんとですか!?」 「ああ。こっちなら、パーティオの装備に手を加えればいいし、使える部品も想像が付く。安く上がると思うよ」 蓼科さんは笑顔を弾けさせた。 ……いやだから、その無防備な笑顔は反則だろう。 俺は彼女を直視できず、うつむいたまま言った。 「で、どうする? 装備を作るなら、パーツを買いに行かないといけないけど」 「……じゃあ、明日、買いに行きたいので……付き合ってもらえませんか?」 「いいとも」 俺は即答した。 このときにはもう、俺も面白くなってきていた。 新たなオリジナルの武装神姫。 同じオリジナル装備の使い手として、心躍らないはずがない。 だが。 「ただし、条件がある」 「え……なんですか」 「今日は帰って早く寝ること。買い物途中に倒れられたら、たまらない」 俺の言葉に、蓼科さんはなぜか顔を赤くしてうつむいた。 ◆ 「あれ……遠野くんはまだ?」 日曜日の午後、菜々子はバトルロンドコーナーで辺りを見回す。 この時間なら先に来ているはずの遠野が見あたらない。 「あ……そういえば昨日、秋葉原に買い物に行くから、今日は来られないかも知れないって」 美緒の言葉に、菜々子はがっかりした。 大学のレポート提出が間近で、昨日は必死でその作業に明け暮れた。 そしてなんとか今日、ゲーセンに来る時間を空けてきたのだ。 それなのに、想い人がいないのでは、昨日の苦労が全く無駄になってしまう。 がっくりと肩を落とし、うつむく菜々子。 そこに梨々香の言葉が飛び込んできた。 「あれ? そういえば、涼子ちゃんも秋葉原にお出かけって言ってたよね?」 「……梨々香っ」 たしなめるような美緒の呼びかけに、梨々香はまったく頓着しなかった。 「もしかしてー、涼子ちゃんと遠野さん、二人でお出かけだったりして~」 あは、なんて笑っている梨々香に、美緒は頭を抱えた。 我が親友ながら、空気読め、と言いたい。 そして、正面から伝わってくる、ただならぬ気配に、美緒は身体を硬直させる。 「ふーん……そう……」 聞こえてきた絶対零度の呟き。 見れば、菜々子の背後に、ただならぬ暗黒のオーラが立ち上っている、ように見える。 美緒はもう涙目になりながら、ことの成り行きを見守るしかない。 そこへ。 さらに空気の読めない親友が声をかけてきた。 「あ、いたいた! 菜々子さ~ん!」 有紀は片手をぶんぶん振りながら、小走りに駆けよってくる。 ゆらり、と振り向いた菜々子の動きは、亡霊じみていた。 そんなことも気にとめず、有紀は話し始める。 「菜々子さん! 今日もご指導、お願いしていいっすか?」 「……指導? ふふふ……いいわよ……」 「はい! お願いします! ビシビシ鍛えてください!」 「わかったわ……ビシビシ、ね……」 心酔している『エトランゼ』から、ストラーフ装備の使い方を直接指導してもらえるのだ。 その言葉に舞い上がり、多少当人の様子がおかしくても、有紀の目には入っていない。 ああ、神様。 美緒は親友の行く末に、不安を禁じ得ない。 やがて。 「ぎょあー」 断末魔的な悲鳴が断続的に聞こえてきた。 その日の菜々子はスパルタだった。 後編へ> Topに戻る>
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戻る 先頭ページへ ネリネ。 私の可愛い神姫。 私の初めての神姫。 ネリネ。 まさに天使の様なその笑顔は、私にとってかけがえのない宝物だった。 貴女がくれたものを、私は生涯忘れはしない。 ネリネ。 でも、貴女は居なくなってしまった。 私が悪かったの? 興味本位で、神姫バトルを貴女にやらせたのが。 違う。 悪いのは、あいつらだ。 神姫には心がある。 神姫は唯の玩具じゃない。笑いもすれば、泣きもする。 それなのに、神姫をただのバトルの道具にしか見なかったあいつら。 私は、絶対許さない。 ネリネ。 私は今日、貴女の仇を取る。 轟―――。 朽ち果てた戦場に、真紅の影が躍った。 それは、血染めの鎧を身に纏う、白髪赤眼の悪魔。 「そんなんじゃぁボクは殺せないよぉ!」 真っ赤な瞳を狂気に揺らし、どす黒い軌跡と共にロケットハンマーを振り下す。 カーネリアンと同じく赤黒いそれは、打突部後部の推進装置を作動させ、その破壊力を数段上へと昇華させる。 直撃すれば神姫であればひとたまりも無い。まさに一撃必殺。 「……五月蠅い」 戦場の体裁を保っていない戦場を奔るのは白い影。 それは、雪の様に白い鎧で武装する、白髪青眼の悪魔。 ロケットハンマーの一撃を軽いステップで回避し、空かさずカーネリアンとの距離を詰め、チーグルで握ったアンクルブレードを大上段から降り下す。 音さえ遅れる白い斬撃は、しかしカーネリアンの赤い片のチーグルに阻まれた。 アンクルブレードはチーグルに傷を付けこそ、それ以上は無い。カーネリアンのチーグルの耐久性は異常だと言えた。 「カーネリアンのチーグルとサバーカは装甲板厚くしてある。並大抵の刃は文字通り刃が立たないぞ……カーネリアン、ギロチンを使え」 壊れたバトルマシンを眺めながら、恵太郎が口を開いた。 カーネリアンはそれに応じ、手に持ったギロチンブーメランでアリスを狙う。 「……フルストゥ・クレイン」 恵太郎の問いかけられた一方―――カーネリアンは応えた。しかし、もう一方の君島ましろは応えずにアリスへと指示を出した。 背部に備え付けられた白刃を抜き放ったアリスは即座にギロチンブーメランへと打ち当てた。 全く同じ相貌の、しかし色と得物だけが違う悪魔が、対峙した。 膠着状態、しかし確実にアリスは押し負けている。 アリスのサバーカとチーグルはカーネリアンのそれが装甲板を厚くしているようにアクチュエータを強化してある。 その結果、重装甲でありながらもマオチャオ型と同格の機動性を有している。 しかしそれは機動性に限ったことであり、馬力は変わっていないのだ。 一方、恵太郎は口にしてはいないがカーネリアンのそれは馬力をも強化されている。 デフォルトの1.2倍程度の強化だが、それは同タイプのアリス相手の場合、地味ながら大きな差となっている。 「アリス、掴み合いでは、勝ち目が無い」 君島は即座にそれを判断し、命令を下した。 短絡的な命令だが、アリスはそれを完璧に理解した。 即ち、高機動での撹乱、である。 がきん、と鋼の地面が鳴いた。 固い地面を鋭く捉えたアリスの脚が初動以外全く音も立てず、カーネリアンから距離を放した。 ロケットハンマーで攻撃を加えようとしていたカーネリアンの身体が、揺れた。 再び、がきん、という床が鳴った。 瞬きする間もなくカーネリアンとの距離を詰めたのだ。 カーネリアンの目前で急制動、前傾姿勢のまま右足を大きく踏み込ませ、両のチーグルで握るアンクルブレードを交差させる。 そしてそれを左右に薙ぐ。 音すら遅れてくる斬撃は、確かにカーネリアンの両のチーグルを捉えた。 だがやはり、アリスの白刃は赤いチーグルに浅傷を残す事は出来たが、両断する事は願わなかった。 刹那、空気を叩き潰す様に空間を軋ませながら、赤い左のチーグルが突き出された。 巨大な指を揃え、掌を反らし手首付近を打点とし、対象の顎を狙う突き技。 掌底と呼ばれる突き技の一種だ。 この技は一般に拳での打撃よりも威力が高いと言われている。 そして、今それを成しているのは神姫の武装の中でも近接戦闘に特化したチーグルなのだ。 その質量、その馬力。そして使い手の技量。 それらが揃った掌底をただの掌底と侮る事無かれ。 それは、それだけで必殺の威力を孕む。 「んもぉ、連れないなぁ」 しかし当たらなければ、意味は無い。 掌底の一撃を数度のバックステップで避けたアリスはフルストゥ・クレインを投擲した。 応じる様に、カーネリアンは両の手に持つギロチンブーメランを接続、同様に投擲する。 風を裂く白刃。大気を潰す斬首刀。 刃の衝突を待たず、アリスは再び地を蹴った。 軌道を左右に大きく揺らしながら跳ねる。カーネリアンを撹乱する考えだ。 最中、チーグルで握るアンクルブレードを横に寝かせて突きの構えを取る。 向かって右に跳び、その着地点をカーネリアンの至近に着地。 その瞬間、サバーカの膝を折り衝撃を吸収させ即座に攻撃態勢へと移り、必要最低限の動きでアンクルブレードをカーネリアンの頭部目掛けて刺し出した。 「んふふぅ」 突き出されたチーグルを、しかしカーネリアンは無造作に左のチーグルで掴み、アンクルブレードを止めた。 そして、右のチーグルで握るロケットハンマー。それの柄をアリス目掛けてさながら槍のように突き出した。 回避しようにもチーグルは未だ掴まれたままだ。 それを振り解き、回避に映るには時間が足りない。 だから、アリスは強引に身体を捻り、即座にフルストゥ・グフロートゥを抜き、カーネリアンの首目掛けて突き出した。 「……ぅぐ」 アリスの脇腹をロケットハンマーの柄が微かに抉った。 それが本来の用途で無い事と、十分な予動が出来なかった事もありダメージは大したものではない。 しかし、カーネリアンはフルストゥ・グフロートゥを完全に捌き切れなかった。 首は胴と繋がっている。しかし、刃が左目の付近を掠め斬っていた。 それは、カーネリアンにとって、恵太郎にとって予想外だった。 恵太郎は、アリスがこの攻撃を一旦防ぎ、隙を見て脱出し間合いを離し仕切り直す。 そうとばかり考えていた。 しかし、実際は違った。 半ば、捨て身に近い今し方の攻撃は、アリスの、そして君島の心情を暗に物語っていた。 「これはびっくり」 アリスの眼に映るのは、純粋な憎悪。 姉を殺したカーネリアンへの無垢で純粋な殺意なのだ。 掠っただけにしても、目に程近い場所を刃が通過するのは思いの他、隙が出来る。 その隙はカーネリアンの拘束の緩みを生み、アリスはその隙にチーグルを強引に振り払った。 返すチーグルで一旦アンクルブレードを離し、カーネリアンが投擲し、返ってきたギロチンブーメランを掴み裏拳の要領で叩き付ける。 完全に虚を突かれたカーネリアンは、咄嗟の反応が出来なかった。 右のチーグルはロケットハンマーの突きの反動で防御には回せない。 残る、ついさっきまでアリスを掴んでいた左のチーグルで無理やりギロチンブーメランを受け止める。 刹那、ギロチンブーメランから手を放したアリスは、アンクルブレードを再び執ると距離を放した。 「やるぅ」 カーネリアンの左のチーグルの掌部分は完全に破壊された。 ギロチンブーメランの刃はチーグルの先端に深く食い込んでいる。 それを抜こうとしたカーネリアンだが、素体の腕では抜き切れなかった。 仕方なくギロチンブーメランの連結を解除。片方を手に取るとアリスへと向き直った。 アリスは先刻投擲したフルストゥ・クレインを左手に、フルストゥ・グフロートゥを右手に、アンクルブレードを両のチーグルで執り、静かに構えている。 損傷はカーネリアンの方が上だ。 主武装であるチーグルの片手が使用不能とあっては、絶大なロケットハンマーもその威力の全てを出し切れない。 それでも、カーネリアンはそれを手放さない。 赤黒い金属の塊である、それを。 かつて、数多の姉妹を屠ったそれを。 カーネリアンはロケットハンマーの柄の中程を握る様に持ち直し、構えた。 それが、カーネリアンなりのけじめなのだ。 「ぼくさぁまどろこっしいの嫌いなんだよねぇ」 カーネリアンの赤い瞳が、アリスの青い瞳を捉えた。 まるで本物の人形の様な無表情。 しかし、それは違うのだ。 白く、負の熱が燃えているのだ。 それは感情を殺し、心を殺し、全てを殺して、ようやく成り立っているのだ。 復讐の為。それだけの為だけに生きるアリスにとっては。 「だからさぁ、次の一撃で終わりにしようよ」 カーネリアンはギロチンブーメランを捨て、ゆっくりと右のチーグルを上段に構えた。 無造作に、武骨に、しかし全ての力をそれに込めて。 カーネリアンは立ち構えた。 「どうだ? 君島」 怪しむ君島に、恵太郎が声をかけた。 思考は、一瞬だった。 「……いい、でしょう」 アリスはその言葉に反応し、左のチーグルで握るアンクルブレードを捨てた。 右のチーグルを大きく引き、顔に沿うようにアンクルブレードを構える。 脚は開き、腰は落とす。突きの構えだ。 一瞬の静寂。 音だけが、世界から消え去った様な幻覚。 しかし、それは一瞬だ。 次の瞬間には、アリスが地を蹴っていた。 どこまでも真っすぐに、どこまでも純粋に、どこまでも只管に。 アリスは翔けた。 全身全霊の力を込めて。 全身全霊の憎悪を込めて。 全身全霊の、全てを込めて。 アリスは、白刃を突き出した。 カーネリアンもまた、全身全霊で応じた。 鉄槌を振り下す機械の腕。 背中で吠える推進剤。 それを力へと変換する為に回す腰。 脚は地を抉るように踏ん張る。 全てが、完璧に重なった、 恐らくは、カーネリアンにとって最高唯一の一振り。 立ちはだかる者全てを、一切合切を打倒し、破壊し、終焉さし得るモノ。 それに相応しい、最後の一撃。 白刃と鉄槌が、終に衝突した。 鉄槌の中心を捉えた白刃は、一瞬にして全身に罅が這入った。 しかし、アリスは力を緩めない。むしろ増していく。 全てを、カーネリアンへの復讐の為に捧げた日々を、今この白刃一本に込めているのだ。 だがカーネリアンも負けはしない。 片腕ながら、打突部後部の推進装置を起動させ、白刃もろともアリスを砕こうと力を込める。 カーネリアンもまた、この日の為に全てを捧げてきたのだ。 まるで、走馬灯の様にカーネリアンの脳裏をそれが過った。 刹那、ロケットハンマーに亀裂が奔った。 それは、瞬く間に全体に広がり、そして砕けた。 白刃は破片を搔き分け、潜り、蹴散らしながら止まらない。 それは、赤いチーグルを砕き。 カーネリアンの右腕をも砕き。 そして、右胸に達した時、ようやく止まった。 「神姫の力は……心の力ってねぇ」 動力部に近い部位に損傷を受けたカーネリアンは、砕けた二つの右腕と共に崩れ落ちた。 傷はCSCの付近まで達していた。 「……終わり、です」 君島が、静かに告げた。 それは試合が終わった事を告げる言葉ではない。 それは、カーネリアンの終わりを告げる言葉なのだ。 「分ってるよぉ……」 上体だけ起こしたカーネリアンは、弱弱しく自らの胸部装甲を唯一無事な左手で掴み、引き千切った。 神姫の心臓たるCSCが、顔を見せた。 「ふふ、腕が残ってて良かったよぉ」 胸部装甲を投げ捨てながら、カーネリアンは言った。 「……覚悟は」 まるで、死刑執行人だ。 カーネリアンはアリスを見上げながらそう感じた。 「そうだねぇ……」 暫く、逡巡する素振りを見せたカーネリアンは、顔を上げ言った。 「ましろちゃん。これが済んだらアリスを可愛がって上げてね」 全く、予想外な言葉。 その言葉に、君島は一瞬呆気に取られ、次の瞬間激しい怒気を発した。 「一体、どの口が、そんな事を……!」 その怒気は、アリスへと伝達した。 「……」 全くの無表情。 その無表情のまま、アリスはボロボロのアンクルブレードを素の右腕に持ち替えた。 そして、地面に座り込んでいるカーネリアンに合わせるよう、膝を折った。 「さぁ、やるならここだよ。ボクが生き返らないように、確実にね?」 自身の赤い三つのCSCを指さしながら、カーネリアンは言った。 「……これで、終わり」 アリスが、アンクルブレードを軽く引いた。 そして、鋭く突き出した。 「マスター。私は幸せでした」 あっさりと、それはカーネリアンのCSCを貫いた。 「ああ……ナル、俺もだよ」 カーネリアンの身体が、まさに糸を切った人形のように、倒れた。 先頭ページへ 進む
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ウサギのナミダ ACT 1-22 ◆ ギャラリーにはどう見えているだろうか。 おそらくは、力と技がぶつかり合う、真っ向勝負に見えているだろう。 確かに、雪華は正々堂々、真っ向勝負を挑んできた。 逃げない。揺らがない。 ミスティ得意のレンジに踏み込んでまで勝負を挑んでくる。 その姿勢を貫き、勝利を目指す。 それこそが『クイーン』の二つ名の由来であり、神姫プレイヤーから人気を集める理由だった。 だが、バトルの当事者は思い知る。 真っ向勝負? とんでもない。 劣勢とか、そう言うレベルじゃない。 『そこでリバーサル! 二連撃!!』 菜々子の指示が飛ぶ。 もう何度目かの得意技。 この間合い、このタイミング、この速度、そして身体をロールさせながら繰り出す二連撃。 熟達したアーンヴァルでも、このリバーサル・スクラッチはかわせない。 だが。 雪華は、これを紙一重でかわす。手にした剣で反撃すらしてみせる。 「くっ……!」 正々堂々? 真っ向勝負? 違う。 これは「練習」だ。 こっちの本気を練習台にしてしまう、圧倒的実力差。 ミスティは敵を見上げる。 空中に浮かび、羽を広げた雪華は、まるで降臨した大天使のようだ。 その美しい姿に、ミスティは戦慄した。 「本身は抜かないのかよ!?」 「あれは、そう簡単に抜けるもんじゃないのよ!」 虎実の叫びに、菜々子は応える。 虎実は、ミスティの攻撃が雪華に全く効いていないことを見抜いているようだ。 『本身を抜く』には、試合前からしっかり心構えをする必要がある。 バトル中に切り替えるような便利な使い方はできない。 それに、たとえ本身を抜いたところで、食い下がれるかどうか。 (……まさか、これほどとは) 菜々子は戦慄する。 正々堂々のバトルロンドで、こうもあしらわれるのは初めての経験だった。 どうすればこれほどの実力が身につくというのか。 だが、諦めるわけにはいかない。 せめて一矢報いなくてはならない。 『エトランゼ』の名に賭けて。 そして、遠野とティアにつながなくてはならない。 菜々子は絶望と戦いながらも、ミスティに矢継ぎ早に指示を出していく。 ■ 帰りの電車の中、わたしはずっと考えていた。 マスターのこと。 マスターがわたしを守るために、すべてを賭けてもいいと、言ってくれたのだという。 エルゴの店長さんがそう言っていた。 わたしには、マスターの想いが分からない。 わたしの過去が暴かれたせいで、あれほど酷い目に遭わされたというのに。 それでもなお、わたしを自分の神姫にするために、全力を尽くしてくれている。 マスターのその想いが伝わって、店長さんを動かし、刑事さんを動かし、風俗のお店がなくなって、多くの風俗の神姫が救われた。 それほどの大きな想いをわたしに向けてくれている。 なぜですか? なぜ、それほどまでに、わたしにこだわるんですか? わたしはそんな価値のある神姫ですか? わからない。 わかりません。 わたしにできることなんて、マスターのそばにいて、マスターの指示通りに走るこくらいなのに。 シャツの胸ポケットから、マスターを見上げる。 マスターは物思いに沈んでいるようだった。 この間までのつらそうな表情でないのは救いだったけれど。 わたしはマスターの心に寄り添えないままだった。 刑事さんはわたしに、素晴らしいマスターの神姫であることを忘れてはいけない、と言った。 それはもちろんなのだけれど。 そのマスターのために、わたしは何がしてあげられるんだろう……? □ 時間がないので、昼食は電車の中でパンをかじった。 一度アパートにとって返し、ティアの武装一式を手にして駅前に戻る。 ゲームセンターに着いた時には、久住さんの電話から、もう二時間以上が過ぎていた。 久々のゲームセンターの入り口。 俺は少し感傷的になる。 一歩を踏み出すのが少し怖い。 俺は店の出入りを拒否されているわけで、躊躇するのも分かって欲しいところだ。 久住さんはいるだろうか。 自動ドア越しだと、奥の様子は分からない。 彼女がいてくれないと、俺は針の筵なんだが。 それでも俺が足を進められたのは、今朝方の出来事があったからだろう。 すくなくとも、もう店に黒服の男たちが現れることはない。 自動ドアが開く。 まず俺の耳に聞こえてきたのは、神姫の怒声だった。 「なぜだっ!! なぜあんな淫乱神姫にばっかりこだわるんだ!?」 叫んでいるのはハウリン。 その声を受け流しているのは、銀髪のアーンヴァルのようだ。 「迷惑なエロ神姫なんかより、あたしの方がよっぽど強いのに!!」 「随分とご挨拶だな、ヘルハウンド」 俺が静かに言うと、武装神姫コーナーにいた全員が俺を見た。 「黒兎のマスター……」 ヘルハウンドは怒りの眼差しを俺に向けてきた。 憎悪すら込められていそうだった。 「……遠野くん!」 ギャラリーから抜け出して、久住さんが駆け寄ってきてくれた。 いつものようにジーパン姿のラフな格好。俺は安心したような、残念なような、複雑な気分になった。 「連絡ありがとう。……遅くなってごめん」 「ううん。来てくれてよかった」 いつもよりも微笑みが弱々しく見えるのは気のせいだろうか。 そのとき、ギャラリーの一角から、声があがった。 「おいっ! 黒兎のマスター!! ど、どの面下げてここにきたっ!!」 三強の一人、『ブラッディ・ワイバーン』のマスターがこちらを指さして喚いている。 俺にはそれほどショックはなかった。 こうした中傷は予想の範囲内だったので、心構えもできている。 と、いきなり久住さんがワイバーンのマスターを睨みつけた。 「わたしが呼んだのよ。文句ある?」 耳が凍傷になってしまいそうなほどに冷たい声。 ワイバーンのマスターはそれだけで、急に黙り込んでしまった。 ギャラリーも、何か言いたげな表情だが、黙ったままだ。 ……いったい、どうなっているんだろうか。 俺が驚きを隠せずにいると、久住さんの後ろから、さきほどの銀髪のアーンヴァルを肩に乗せた青年が近づいてきた。 「あなたが、ハイスピードバニー・ティアのマスターですね?」 人が良さそうに微笑む青年と、真剣な面もちの銀髪の神姫。 その後ろに、カメラ用のベストを着用した、年上の女性がいる。 「……遠野くん、彼らがティアを助けてくれたの」 「高村優斗です。こちらは僕の神姫で、雪華」 青年とその神姫は、礼儀正しく会釈した。 それから、後ろの人物を示し、 「それから、この人は、僕らの取材をしている、『バトルロンド・ダイジェスト』の三枝めぐみさん」 「よろしく~」 三枝さん、というその女性は、ひらひらと手を振った。 俺も挨拶する。 「遠野貴樹です。それと、俺の神姫のティア」 「は、はじめまして……」 「ティアを助けてもらって……助かりました。感謝してます」 もう一度俺はお辞儀をした。 顔を上げると、高村と名乗った青年は、ゆるやかに首を振っていた。 「いえ、大したことではありません。 僕たちも、対戦希望の相手を助けられてよかった」 やはり、そうか。 俺はその一言で確信する。 この青年と神姫は、海藤の家で見た映像の、彼らだ。 「まさか、あの『アーンヴァル・クイーン』がティアを助けてくれたとは、正直驚きです」 「僕たちも驚いていますよ。……ああ、僕たちのこと、もう知ってるんですね」 「……秋葉原のチャンプが俺たちと対戦を希望するなんて……冗談じゃなかったんですか」 「まさか。冗談であんなこと言ったりしません」 高村はそう言って微笑んだ。 やたらと人が良さそうな青年だと思う。 その高村の肩に座る、美貌の神姫が口を開いた。 「あなた方との対戦に、ここまで足を運ぶ価値がある、と考えてのことです。 バトルが所望です。いかがですか、『ハイスピードバニー』のマスター?」 長い銀髪を背に流した神姫の言葉は、威厳すら備わっているように感じられる。 なるほど、『クイーン』二つ名は伊達ではない、か。 俺は雪華の問いに、静かに答えた。答えは決まっていた。 「残念だが、お断りする」 ギャラリーがどよめいた。 全国大会レベル、しかも優勝候補とのバトルだ。対戦してみたいと思う方が普通だろう。 しかも、三強の対戦希望を断ってまで、俺たちとのバトルに集中しようとしているのだから、神姫プレイヤーなら受けて立つのが筋と言うものだ。 久住さんが俺の肩にそっと手をおいた。 「遠野くん、彼らはティアを助けてくれたのよ?」 「わかってる。でも、それとこれとは話が別だ」 その手を、俺は邪険にならないようにそっと、はずした。 そして、俺は雪華に向き直って言い切った。 「ティアを助けてくれたことには感謝してる……本当に、感謝してもしきれない。 でも、君たちとバトルはできない」 「なぜです? 理由を教えていただけますか?」 「……君たちがマスコミの取材を受けているからだ」 高村の背後にいた女性は、きょろきょろと辺りを見回すと。 「あ、あたし……!?」 三枝さんは、自分を指さして、びっくりしていた。 俺は高村に話を続ける。 「対戦を申し入れてくるんだから、今俺たちがおかれた状況は知っているんだろう?」 「あぁ、うん。先週来たときに、どうも様子がおかしかったので、調べさせてもらいました」 「だったら分かると思うけど……いま、こんな風に俺たちがゲームセンターで歓迎されていないのも、雑誌記事のせいでね。 今俺は、完璧なマスコミ不信なんだ」 「……それで、僕たちの挑戦を受けないのと、どういう関係が?」 「『バトロンダイジェスト』の、君たちの記事は俺も読んでる。テレビ放送であんなことを言ったんだ。当然、俺たちとのバトルも記事にするつもりなんだろう?」 雑誌記者の三枝さんは俺の言葉に頷いた。 「だったら、対戦なんて受けられない。結果がどうなるにせよ、何を書かれるか分かったものじゃない。今の状況に拍車をかけられたら、たまらないからな」 「……ちょっと! さっきから黙って聞いていれば随分な言い方ね! うちとあんな低俗雑誌を一緒にしないでもらいたいわ!」 三枝さんがたまりかねたように口を挟んだ。 彼女がカチンときているのももっともだ。 なぜなら、俺自身、わざとひどい言い方をしているのだから。 「俺からしてみれば、大して変わらない。 三枝さん、と言いましたか。 あなただって、バトロンダイジェストの記事を書くにあたっては、俺たちに無様に負けて欲しいでしょう? 『クイーン』の連載記事なら、俺だって雪華の華々しい活躍が書きたい。 俺たちみたいな醜聞のただ中にいる神姫プレイヤーを叩きのめす記事なら、うってつけですから」 「なんてこと言うの……うちに記事が載れば、あなたたちだって、評価があがって、誤解が解けるかも知れないじゃない!」 「随分と上から目線ですね。 俺は取材をしてもらいたいだなんて、一言も言ってない。 むしろ迷惑だ。 だったら、あなた方はむしろ、取材させてくださいとお願いする立場なんじゃないんですか?」 三枝さんは言葉に詰まった。 少し心が痛む。 マスコミへの不信感は本当だ。だが、三枝さん個人に恨みがあるわけじゃない。 三枝さんをダシにして、このバトルを断ろうとしている。だから、彼女に悪いところがあるわけではないのだ。 久住さんの手が、また俺の肩におかれた。 「遠野くん……言い過ぎよ」 「……わかってる」 俺は一瞬だけ、彼女の手に触れた。 久住さんはため息をついただけで、何も言わなかった。分かってくれたのだろうか。 俺と三枝さんが睨み合う。 一瞬の沈黙。 それを破ったのは、雪華の声だった。 「それならば、ティアとの対戦は取材をしないようにしてもらいます」 「って、ちょっとぉ!?」 あわてたのは三枝さんだ。 「あなたたちとは、全国大会までの動向のすべてを取材する契約でしょう!? たとえ草バトルとはいえ、取材しないわけにいかないわよ!」 「ならば、契約を解除します。そうすれば、ティアと戦える」 三枝さんが絶句した。 マスターの高村が口を挟む。 「雪華……『バトルロンド・ダイジェスト』からは、いっさいの取材を断らない代わりに、スポンサードを受けている。そういうわけにはいかないよ」 「スポンサー契約など無くても、わたしたちは全国大会を戦えます。また、契約があるからといって、勝ち抜けるとは限りません。 セカンドリーグの全国大会選手でも、そんな契約をしているのはほんの一握りでしょう。大多数の選手と同様の条件でも、わたしたちは十分に戦えるはずです」 ……何か話が大事になってきた。 雪華の言うスポンサー契約は、神姫プレイヤーが特定の企業や団体と契約を結んで、バトルロンドの活動資金や武装などを出してもらうことだ。 そのかわりに、その神姫はメーカーが提供する武装やパーツを使用したり、ボディなどにメーカーロゴをペイントしたりして、広告塔としての役割を果たす。 通称「リアルリーグ」と呼ばれるファーストリーグは、そうしたスポンサー契約も盛んに行われている。 セカンドリーグではあまりそういう話はない。セカンドリーグ上位の有名神姫プレイヤーくらいだろうか。 雪華は『バトルロンド・ダイジェスト』と契約を結んでいるらしい。 バトルロンド専門誌からスポンサー契約を受けているとは、どれだけ実力があるということなのだろうか。 それにしても、俺たちとの対戦がそこまで重要か? スポンサー契約がなくなれば、資金面で厳しくなる。 そうした契約自体が少ないセカンドリーグとはいえ、全国を勝ち抜くにあたって、資金がないよりはあった方が有利であるはずだ。 それを雪華は、俺たちとの対戦で捨ててもいいと思っている。 いったい、何を考えているのだろう。 「だったら、そんな腰抜けほっといて、俺たちの挑戦を受ければいいじゃねーか。俺たちは取材、大歓迎だぜ?」 その声に、ギャラリーも沸く。 口を挟んだのは、『玉虫色のエスパディア』のマスターだった。 どうも、三強はクイーンに対戦を申し入れて、ことごとく断られたようだ。 にやにやとした笑みを張り付けた顔に、雪華は冷たい一瞥を放った。 「……あなた方との対戦は、意味がありません」 「な……なんだと……!?」 「わざわざここまで足を運んできた意味がないのです。 わたしたちがハイスピードバニーやエトランゼと対戦を望むのは、彼女たちが唯一無二の戦い方をしているからです。 わたしが東東京地区大会のインタビューで挙げた武装神姫は、いずれもそういう戦いを展開し、大会にはエントリーしない神姫ばかりです。 わたしはそのような神姫との戦いを望んでいます。 ただ強いだけの神姫なら、ここまで来る必要がないのです」 高村は、雪華の言葉に、肩をすくめて頷いていた。 なるほど。確かに、ティアの戦い方は唯一無二だろう。雪華はそこに価値を感じているということか。 三強は確かに強いが、大会にでてくる神姫に比べると見劣りがする。戦い方も、標準の域を出ない、というところか。 見れば、玉虫色のマスターは、口をぱくぱくさせながら、怒りの矛先を向ける方向を失っているようだった。 神姫にあそこまで言われたなら、もっと噛みついてきてもいいはずなのだが……何か思うところがあるのだろうか。 そんなことを考えていると、左胸のあたりから声がした。 「マスター……」 「どうした、ティア」 「雪華さんとの対戦、受けてください……お願いします」 突然何を言い出すんだ。 俺は驚いて、ティアを見下ろす。 雪華の様子を見ていたティアは、不意に俺の方へ視線を向ける。 その顔には必死さが滲んでいた。 次へ> トップページに戻る
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第7幕「意思の同調状態」 TEPY SAMURAIのボディーを使用してはいるが、コアパーツにはTEPY DOGの物を取り付けている。ならばTEPYで呼称するのであればその神姫はハウリンであろう。 例えその殆どを紅緒のもので武装したとしても、やはり顔がハウリンならばそう呼ぶのが妥当ではないか。 大本がどうであれ、判別する為の材料としてまずコアパーツを見るのであれば、いくらその個体の大部分がTEPY SAMURAI 紅緒だとしてもそれは紅緒になりえない。 結城セツナの所有する武装神姫、焔はそういう位置に立つ神姫である。 そのバトロイは、圧倒的で劇的な、そんな結果を伴って終了に向かっていた。 戦いには相性というものが少なからず存在する。簡単に言ってしまえばジャンケンの様なもの。 グーはチョキに勝てるが、パーには勝てない。 実際はそこまで単純な話ではないのだが、それでも相性というものは戦いにおいて重要だ。 そしてそれは何も相対する敵との相性に限った事ではない。 個体間に差異の大きい武装神姫であるなら、組む相手との相性もまた重要である。 ティキと焔の相性は、元々一つであった何かが再び出会ったのかと言う位良好であった。 M・D・U『シルヴェストル』を装備したティキの姿を見たときは、さすがにセツナも焔も驚いた。 今までのティキとは明らかに違うそのシルエットは、その変化に見合うだけの力を持っていることが窺い知れる。 決して洗練されてはいないのだが、そこには様式美ではない美しさが見て取れた。 一方焔は相変わらずオフィシャルな武装を組み合わせた姿である。それでも今までの装備とは違っていた。 外套を外し、黒き翼、悪魔の翼を装備する事をやめ、ツガルの背部ユニット、レインディアアームドユニット・タイプγに差し替えてあった。起動性能が落ちた分は、鎧の各所にスラスターを増設して補っている。 まるで武者なんとかみたいな有様ではあるが、そこにはある種の洗練されたまとまりが感じられた。 「索敵と援護射撃は任せて欲しいのですよぉ♪」 ゲーム開始直後、焔に自信満々でそう言ったティキは、その言葉を証明して有り余るほどの働きを見せる。 高速で移動し、位置をそのつど変えながらも的確に攻撃。その間にも次の敵を正確に察知する。 その援護を受けながら、焔は自身の得物、斬破刀“多々良”を振るい効率よく敵を殲滅していった。 焔もセツナも、正直二人の成長に驚いていた。もちろん焔は自身の中にある海神の残したデータと比べて、ではあるが。 わずか二月の間に性能任せの力押しはなりを潜め、的確な状況判断の下に行動する姿がそこにはある。 それでも武装は多分に趣味的ではあるのだが。 目の前の敵は、ティキの援護の甲斐もあってか一刀の下に両断された。 焔は初めて実感として経験するティキとの協力プレイに、今まで神姫相手に感じた事の無い頼もしさを得る。 「?」 神姫相手に始めて感じる感情。でもその感情そのものは、決して初めてのものではない。 それに思い至り、焔はしばし動きを止める。 「うに? 焔ちゃんどうかしたのですかぁ?」 不意に動きを止めたパートナーにティキは声をかける。 「あ、あぁ。大丈夫……」 ごく普通の、相手を気遣った当然過ぎるやり取り。 当たり前の反応で、当たり前すぎる行動。 お互いに信頼しあう間柄で交わされる、他愛も無いもの。 だけど だけど……? 『結城さん』 セツナにのみ届けられる雪那の声。インカムを通した、極めてパーソナルな通信。焔にも、ティキにもその声は届いていない。 「……何?」 ゲームが終了した訳でもなく、実際にまだお互いの神姫は他の敵と戦っているが、この調子ならしばらく指示を出す必要もなさそうだった。 実は雪那は最初からこのタイミングを狙っていた。焔やティキに話を聞かれない時機を窺っていたのだ。 『いや、僕で結城さんの力になれるのかな、って』 あまり頼りになりそうには聞こえない、弱気な口調。 セツナは少しだけ逡巡する。 そして少しだけの決意をこめて、言葉を紡ぐ。 「うん、ありがとう。……唐突なんだけど、実はもう海神はいないの」 『…………』 インカムの向こうで、息を呑む音。 「それで、新しく焔を起動したんだけど、私あの娘にどう接して良いのかわからなくて、ね」 『……うん』 「別に、海神の代わりにあの娘を起動させた訳じゃないわ。言い訳に聞こえるかもしれないけど」 わだかまっていた感情が、決壊しそうになるのを感じる。 頭の隅にいる冷静な自分が「無様」と言っている。けど、感情が迸るのを止められない。 「ねえ、私があの娘を好きな様には、あの娘は感じてくれないのかな?」 普段とは違う、少し幼い口調。 「私、焔に嫌われてるのかな?」 声に湿り気が混じる。 常識は「神姫がオーナーを嫌う事はありえない」と告げる。が、焔はあの海神のCSCをそのまま使っているのだ。ならば焔が「オーナーに対して好意的な関係を望む」とは限らない。 海神とは、そういう存在だった。 だから だから……? だけど自分はご主人にその当たり前をしていたのか? だから自分は焔を常に信じ切れなかったのか? ただ決め付けて ただ望みすぎて 本当の意味で、自分の事だけしか思いやれずに 私は ワタシは 『きっと色々思い出して、考えたらそんな事無いってわかるはずですよ』 インカムを通して聞こえる優しい声。 『嫌っている相手のために何かを頑張るなんて事は、人間だって神姫だって出来っこないんですよ? だったら、焔も結城さんも、お互い好き合っているに決まってます!』 そうだ。焔が何で海神のデータを欲しがったのか。 それは焔自身の為ではなかったのだと、セツナはようやく思い至った。 きっとそれは私の為。 「あ……」 「? やっぱりどこか怪我でもしたですかぁ!?」 ようやく焔は思い至る。 「違う。そうじゃない」 ワタシに海神のデータを入れることになんであれだけ躊躇したのか。 それは焔が海神では無いから。焔は焔でしかない。焔にしかなれない。 だからセツナが見せたあの躊躇は、海神の為ではなかった。 それはきっと焔の為。 「本当に、嫌われて無いかな?」 答えは見つかったのに、わざと甘えるように聞く。 自分以外の誰かに、口にして欲しくて。 『当たり前です。こういう言い方は失礼なんですけど、二人とも相手を気遣いすぎなんですよ。……不器用すぎです』 雪那は笑う。 その笑い声も耳に心地よい。 『だから結城さんはいつかのゲームのときに海神に見せた、あの誇らしげな顔で焔を迎えるだけで良いんです』 私はその時どんな顔を彼に見せていたのだろう。 初めて雪那と出会った時の事を思い出しても、うまく思い返すことは出来ない。 『海神の事、信頼していたんでしょ? そして焔の事も信じたいんでしょ? なら考えすぎないで、感じたままに接すれば良いんですよ』 言われて初めて自覚する。 私は海神をパートナーとして信頼を寄せていたんだ…… セツナの目には一筋の涙。 焔、ごめんなさい。私は海神をちゃんと大切に思っていた。 次いでもう一方の目からも涙が零れる。 そして焔。私、貴女の事も負けないくらいに大切に思ってる。 友人として新たな関係を築かねばと、そこに囚われすぎていた。本当はそんな事を深く考える必要など無かった。 「いきなりで申し訳ないが、ティキ。ワタシは焔以外の誰かになれるだろうか?」 振り返り、焔は真っ直ぐティキの目を見る。 「? 焔ちゃんは焔ちゃんなのですよぉ? 焔ちゃん以外の誰かになんて、なっても意味が無いのですよぉ~♪」 意味が解らないながらも、ティキははっきりと答える。 「ティキはそう思うのですよぉ♪ それに……」 ティキは少しだけ間を開ける。 「海神ちゃんも、そう言ってたのですぅ☆」 焔の内に海神の『記録』はあっても『記憶』は存在しない。だから、その『記憶』は焔の中には存在しない。 だが だが、海神がそう言ったのであれば、それはセツナの意思と同じなので、それは焔の中にも受け継がれているのではないのか。 思い至り、そして焔は思い出す。 『正式名称の方はただの飾りだから』 その言葉は一番初めにセツナが言った言葉。 それは何よりも焔が海神とは違う存在だと宣言していた。 セツナが焔に望む事。それは焔が焔でいるという事だった。 「は……ははは。ワタシはただの飾りに振り回されていたのか」 到ってみればその答えはあまりにも単純で。 ゲームの最中だと言うのに焔は声を上げて笑った。 最初から、セツナと焔はお互いを思いやり、大切に思っていた。 そして、だから、どうしても、どうしようもなく、すれ違ってしまった。 絆は初めから判りやすい位に堂々と存在していたのに。 「『ありがとう』」 セツナは雪那に 焔はティキに その同じ刹那に同じ言葉を送る。 雪那は照れたように笑い ティキは満面の笑みを浮かべて 『『まだゲームは終わって無いですよ』ぉ♪』 「そうね」 『その通りだ』 そう、まだゲームは終わっていない。 『敵機確認したですよぉ~♪』 そういうなりティキは再び空へと舞い上がる。 そのティキを確認することなく、焔は迎撃体勢に移った。 セツナと焔はやっとスタートラインに立つ。ゲームは、これから。 トップ / 戻る / 続く